オープンワールド癒やしADV『アカ(Aka)』正式発表、日本語対応。戦争の傷跡から、美しい景色と心の平安を探す 

 

NEOWIZは4月27日、『アカ(Aka)』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。2022年9月~12月の発売が予定されている。Steamストアページによれば本作は日本語表示に対応する。 
 

 
『アカ』は、オープンワールドで繰り広げられるヒーリングアドベンチャーゲームだ。本作の世界では、戦争が終わったばかり。主人公は退役軍人のレッサーパンダだ。主人公は旧友の誘いを受け、島での平和な暮らしを選ぶことになる。プレイヤーは戦争の被害に遭った島の「魂」に出会い、自分を振り返りながら「魂」を癒やしていくこととなる。 

本作の世界には、さまざまな島が存在する。たとえばそのうちの一つ、Pine tree islandは南西フランスにインスパイアを受けた島で、ヨーロッパを思い起こさせる景色が広がる。水上電車から訪ねられる村があり、さまざまなキャラクターと出会い、ミニゲームを遊ぶことが可能だ。一方、Bamboo islandは東アジアをモチーフにした島で、浜辺や桜の木、雪の降る火山、温泉などを楽しめる。このほか、カナダ風の景色が広がるMaple tree island、熱帯の森が広がるPalm tree islandなどが登場するそうだ。 
 

 
『アカ』では、プレイヤーはさまざまなアクティビティを楽しむことができる。たとえば庭を作り、花や野菜を育てることが可能だ。農業システムについては、庭のデザインや野生動物の役割を重視し、持続可能な農業を目指す「パーマカルチャー」に着想を得ているとのこと。 

このほか、プレイヤーはアイテムをクラフトすることが可能。簡単なシェルターや道具、洋服、その他さまざまなものを生み出すことができる。こうしてクラフトで作ったアイテムは、ときにクエストをこなすために役に立つことも。一方、単純に拠点を装飾するためにクラフトに励むのもありだ。クラフトに必要となる素材は、周囲のオブジェクトから採集できるほか、クエストをこなした報酬としてもらえることもある。 

また、『アカ』では「リラックス」する時間も重要視されている。お猿と一緒に温泉に入ったり、海の波の音を聞きながら流れる雲を眺めたり、巨大なカピバラの上で昼寝したり。一見して無意味な行為も『アカ』では重要な時間だ。ゆったりした1日を過ごすことで、プレイヤーの幸福度も上がるかもしれない。 
 

 
本作では、ときにNPCと出会うこともある。親切にしてくれる村人や捕まってしまった動物、巨大なモンスターなど、バリエーション豊かなキャラクターが登場するようだ。なかには主人公の助けを必要としている住民もおり、手を差し伸べるかどうかはプレイヤー次第。困ったNPCを助けることで、主人公自身の心の平安を見つけることにもつながるかもしれない。あるいは、主人公の忘れ去りたい過去と対峙しなくてはならない場面もあるそうだ。 

『アカ』は2022年9月~12月、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売予定だ。