デベロッパーのSharkmob ABは4月27日、『Vampire: The Masquerade – Bloodhunt』(以下、ブラッドハント)を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5。同作はSteamにて好調な滑り出しを見せているようだ。
*PlayStation 5版のトレイラー
『ブラッドハント』は、基本プレイ無料のバトルロイヤルゲームだ。ゲームの舞台はプラハ。プレイヤーはヴァンパイアとなり、氏族同士の戦争に参加することとなる。プラハの路地や屋根上を飛び回り、人間から吸血して力を強めるのだ。隠れて奇襲をしたり、とにかく銃を乱射したりと、自分のプレイスタイルに合った戦い方を選択できる。
各氏族のプレイアブルキャラクターには、それぞれ特殊なスキルが存在。たとえば力を追求する氏族ヴェントルーに所属するエンフォーサーは、タンクタイプのキャラクターだ。氏族の力として「大理石の肉体」を使用可能。一時的に皮膚を硬化することで、攻撃アクションをしない限りは無敵状態になることができる。また固有のパワーとして「不屈な突進」を使い、敵に中程度のダメージを与えサイレンス状態にすることも。このほか索敵に長けたキャラクターや、回復技を使えるキャラクターなど、多彩な能力をもったヴァンパイアたちを利用できる。
本作ではソロプレイで遊ぶほか、友達と一緒に3人チームを結成することも可能。チームプレイで勝機を掴む遊び方も楽しめる。このほか、『ブラッドハント』ではキャラクターの外見カスタマイズも可能。衣装やヘアスタイル、ピアスやタトゥーなどで個性を主張することもできるのだ。
『ブラッドハント』は4月27日の正式リリースを迎えると、ユーザー数が急上昇。日本時間の4月28日午前5時には、同時接続プレイヤー数が1万4980人に到達した。Twitchでは視聴者数が2万4731人に達するなど、注目度の高さがうかがえる(SteamDB)。Steamストアレビューは4月27日以降に寄せられたものだと、687件のうち547件が好評の評価を投じている。世界観の独自性やハイスピードなアクション、美しいグラフィックなどが好評を博しているようだ。
一方、本作は昨年9月の早期アクセス配信開始時点では2万を超える同時接続プレイヤー数を記録していた。その後、一旦サーバー停止を挟み、改めて正式リリースを迎えたかたちだ。休止中に離れていたプレイヤーをどれだけ呼び戻せるかが今後の鍵を握りそうである。
『Vampire: The Masquerade – Bloodhunt』はPC(Steam)/PlayStation 5向けに基本プレイ無料で配信中だ。