ドット絵パルプフィクション『Mothmen 1966』7月14日発売へ、日本語対応。未確認生物モスマンをめぐる陰謀 

国内パブリッシャーのコーラス・ワールドワイドは4月27日、『Mothmen 1966』を7月14日に発売すると発表した。『Mothmen 1966』はピクセルアートで描かれたパルプフィクション、「Pixel Pulp」を名乗る作品だ。

国内パブリッシャーのコーラス・ワールドワイドは4月27日、『Mothmen 1966』を7月14日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch。Steamストアページによれば、本作は日本語表示に対応する。価格は8.99USドルとのことで、日本では1165円程度になるだろう。 
 

 
『Mothmen 1966』はピクセルアートで描かれたパルプフィクション、「Pixel Pulp」を名乗る作品だ。パルプフィクションとは、米国の安雑誌にて語られた、大衆小説や与太話のような物語のこと。20世紀中盤のパルプフィクションと、1980年代のコンピューターグラフィックスから影響を受けた文章やドット絵で物語が展開される。本作の舞台となるのは、1966年。しし座流星群の間に起こった、奇妙な出来事が描かれるという。事件に巻き込まれた若いカップルやガスステーションのオーナー、そして超常現象調査員のドラマが主軸となる。陰謀が渦巻くなか、悪夢的なクリーチャーや、黒いスーツに身を包んだ謎の男たちが暗躍するという。 

タイトルにある「モスマン」とは、米国にて実際に社会現象ともなった噂話。1966年、アメリカのウェストバージニア州で目撃が報告された未確認生物だ。2m近い体長で、腕がない代わりに背中に大きな翼をもつ。しかし飛行するときは翼をはばたかせることがなく、そのスピードは自動車をしのぐといわれる。正体は鳥類の誤認であるとか、エイリアンのペットであるとか、さまざまな説が現在も囁かれている謎のUMAだ。『Mothmen 1966』でも、このモスマンをめぐる事件が描かれるのだろう。トレイラーでは、翼をもって飛行する生き物について調査する男が登場している。 

『Mothmen 1966』にはさまざまなインタラクティブ要素も用意されているようだ。トレイラーでは、物語の要所で選択肢を選ぶ分岐要素が確認できる。たとえば何かを目撃した際、そのスケッチをしてほしいと伝える相手の要求に応じるか、応じないかといった反応が可能。あるいは、コヨーテの群れに囲まれた際、どう対処するかを迫られる緊迫のシーンもある。コヨーテに向かって声を挙げるか否か、選んだアクションによってその後の展開が変わっていくのだろう。一方で、パズルを解いたり、ソリティアに挑んだりといった、ミニゲーム要素も存在しているようだ。 
 

 

 
『Mothmen 1966』は7月14日、PC(Steam)/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けにリリース予定。なおPixel Pulpはシリーズ化が予定されており、『Mothmen 1966』のほか、『Varney Lake』『Bahnsen Knights』のリリースが控えているそうだ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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