オープンワールド北欧神話サバイバル『Valheim』売上1000万本突破。早期アクセス配信中に大台マイルストーン達成 


Coffee Stain Publishingは4月25日、『Valheim』の売上が1000万本を突破したことを発表した。2021年より早期アクセス配信を続けるタイトルが、正式リリースを待たずして大台のマイルストーンを達成したことになる。 
 

 
『Valheim』は、SteamにてPC向けに早期アクセス配信中の、北欧神話やバイキングをテーマにしたサバイバルゲームだ。主神オーディンのため宿敵を倒しつつ、混沌とした世界に秩序をもたらすことが目的である。本作の世界は自動(プロシージャル)生成され、謎めいた森や雪に覆われた山脈、美しい牧草地などが広がる。プレイヤーは野生動物を狩ったり、伝説の生き物と戦ったりしながら、探索を進めていくのだ。住居や基地などの建築要素もあり、 巨大な屋敷、農場、前哨基地、城なども作成可能。また、最大10人までのCo-opプレイやPvPもできる。 

本作は2021年2月の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、ピーク時には50万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。同年3月には、早くも売上600万本を達成していた。それから1年1か月ほどの歳月を経て、さらに400万本を上乗せする売上を達成したわけだ。現在でも、1万5000人~2万5000人程度のユーザーがつねにアクセスしており、安定した人気を保っている。Steamストアレビューでは、本稿執筆時点で29万件以上のレビューを集め、ステータスは「圧倒的に好評」だ。 
 

 
『Valheim』は現在も精力的にアップデートが続けられており、4月11日にも最新パッチが配信されたばかり。同アップデートでは、ときどきトロルがよろめかなくなる不具合が解消。また、地図にまつわる修正があったほか、ゲームパッドのLB(L1)ボタンにマップアイコン削除機能が設定された。さらに、Frost Caveについてもいくつか微修正がおこなわれている。 

このほか、特定条件下でポーズした際に引き起こされていたバグが修正。またアップグレードをおこなう際、選択したオブジェクトを記憶するようになった。高解像度において、分割されたスタック数が表示されない場合がある不具合が修正されている。同時に、製錬所がときどき正しい数の石炭を消費しないバグも修正。一部アイテムが雪に覆われない問題についても修正された。 

遊びやすさ関連の調整としては、ホットバーの選択マーカーについて、ゲームパッドの使用中、明るい背景でも見えやすいように調整が入った。さらに、コンソールコマンド「resetsharedmap」が追加されたほか、さまざまな開発用コマンドに改良が加えられている。このほかゲームパッドで商人からアイテムを購入した際、2回購入してしまうことがなくなり、インターフェースも改善。インベントリ画面にも、キーボードとゲームパッド用のヒントが追加された。墓石を拾ったときに、アイテムを自動的にまとめる挙動になっているほか、Swamp treesにて墓石が回収できなくなる問題があったのが改善されている。 
 

 
『Valheim』はSteamにてPC向けに配信中。価格は2050円だ。