デベロッパーのSuperSixStudiosは4月16日、3Dアクションゲーム『Pirate Dragons』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストア記述によれば2023年早期アクセス配信予定のようだ。
『Pirate Dragons』は三人称視点のアクションRPGだ。本作の世界はオープンワールドで表現され、海には多数の船が航行している。島々が浮かび、交易ルートが確立されているほか、海賊も跋扈。こうしたなか、プレイヤーは一匹のドラゴンを操って冒険に出ることとなる。
ドラゴンは周囲の船やほかのドラゴン、ワイバーンなどと戦うことで、レベルアップが可能。さまざまなブレスを習得することができる。ブレスは5種類が存在。まずは火炎を放射することが可能だ。敵の船体に火をつければ効率的にダメージを与えられるほか、船の帆に着火すれば機動性を削ぎ、船員を大砲から離れさせることができる。
また、ドラゴンは酸を吐くことも可能。酸は船の大砲にダメージを与え、船員の速度を低下させる緑の霧を発生させる。大砲を大量に積み、強力な船員を備えた大型の船に有効だ。酸のブレスを強化することで、デバフがさらに長く影響を与えるようになる。ほか、ドラゴンは氷結ブレスを吐くことも可能だ。海を氷漬けにすることで船の航行を妨げ、大砲を妨害することができる。
ドラゴンは水のブレスを噴射することもできる。こちらは、味方の船についた火を消火することが可能。また船をあらかじめ濡らしておくことで、着火に対する耐性をもたせる使い方も。そして最後に、ドラゴンは自然(Nature)のブレスも利用できる。自然ブレスは、ツル植物や葉を生い茂らせる。こうすることで、傷ついた味方の船を回復させることが可能だ。
ドラゴンを育てるほかにも、プレイヤーは自身の船団を形成することができる。こうした船の力を借りて、品物を交易したり、ほかの派閥と戦ったりする要素もある。また船はアップグレードすることが可能。より優秀な船員を雇い、帆や大砲、船体などを新しくして海の戦いを有利に進められる。また、プレイヤー自身が派閥に所属することも可能。商人として交易に従事したり、海賊として海を荒らしまわったりすることもできる。本作のなかの経済は、プレイヤーの行動により変化していくという。また、クエストやミッションを受注するシステムもあるようだ。
本作の開発を手がけるSuperSixStudiosは、開発者のJonathan Hanna氏によって2014年に立ち上げられたスタジオだ。過去作としては、ドワーフとして町づくりに励むシミュレーションゲーム『HammerHelm』を、約4年間の早期アクセス配信期間を経て2021年に正式リリース。200件以上のSteamストアレビューから「非常に好評」ステータスを獲得している。『Pirate Dragons』はスタジオ第二作目の挑戦として、オープンワールドゲームにチャレンジするようだ。
なお、本作は約半年から1年間の早期アクセス配信期間を見込んでいる。配信開始時のコンテンツとしては、マップ全域が実装済みのほか、派閥や戦闘要素と多くのコア要素が盛り込まれているとのこと。早期アクセス配信中はコミュニティのフィードバックを取り入れつつ、追加コンテンツやカスタマイズ要素およびストーリーなどを追加していく予定だ。また、早期アクセス終了後には価格が上がる可能性があるという。
『Pirate Dragons』はSteamにてPC向けに2023年発売予定。