日本のSteamユーザーが猛烈に増加、過去最高に。PCでゲームをする文化が、日本でも浸透してきている

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ValveはSteamのハードウェア&ソフトウェア調査2022年3月分を公開した。その中のデータが興味深いものとなっている。日本語ユーザー数が、大きく増えているのである。

こちらのレポートは、Valveが毎月公開している調査。Steamクライアントを導入すると、調査の案内が表示される。そちらの招待に承諾したユーザーが調査対象となり、ユーザーから収集したさまざまなデータが月次で公開されている。

OSのバージョンや使っているグラフィックボードなど、調査対象は多岐にわたる。その中には「言語」のカテゴリも存在している。2022年3月の調査結果を見てみよう。ユーザーが使う言語が割合として示されており、英語ユーザー36.11%。簡体字ユーザーが26.23%と並ぶ。そして注目したいのは、日本語ユーザーの割合だ。2022年3月の日本語ユーザー数は2.34%。順位としては全言語のなかで8位。一見地味に見えるが、この数字は過去最高なのである。

2022年3月のデータ


実は、Steamハードウェア&ソフトウェア 調査においては、日本語ユーザーの割合は1%台で続いてきた。まずは5年前から見てみよう。2017年3月の日本語ユーザーは1.06%。2018年3月は0.56%まで落ち込む。この年は、簡体字が大きく伸びた年でもある。2019年3月は、少し持ち直して1.10%。2020年3月は、1.29%。2021年3月になり、1.72%に上昇。そして2022年3月は、前述したように2.34%。こうした推移を見ると、日本語ユーザーがここ数年で大きく増えていることがわかる。

単純に比較するだけで、2020年3月の倍近く、日本語ユーザーがいるということになる。ほかの言語と比較しても伸び率は高い。2017年3月時点で日本語は全言語中12位であったが、2022年3月では全言語中8位。5年前はポーランド語や韓国語、トルコ語などが優勢だったが、現在はそれらの言語を日本語が上回っている。

2017年3月のデータ


Steamではユーザー数自体が増加傾向にある。今年1月にはSteamの同時接続ユーザー数は2919万8370人を記録。Steam自体に人が増えており、そのなかでも日本語ユーザーが増えている。単純に適用はできないものの、今回の調査に当てはめてみると、2919万人のうち68万人ほどが日本語ユーザーとなる計算だ。ユーザーの多さがうかがい知れる。

日本語ユーザーが増えたと考えられそうな理由は、多岐にわたるだろう。大型タイトルのSteamリリースが増えたことや、日本語対応タイトルが増えたこと。PS5の購入が難しいことで代わりの選択肢になりえることなど、“ありそうな理由”は多い。さまざまな理由が絡み合っているのだろう。

ユーザーとしても、日本でもSteamが浸透していると感じられることは多いだろう。たとえば、Steamセールが実施されるたびにTwitterにトレンド入りするなど、明らかに盛り上がりが感じられる。PCでゲームをするという文化が、ここ数年になり浸透しつつあるのは間違いないだろう。

日本語ユーザーが増えれば、すなわち市場が大きいと認知され、日本語対応ゲームが増えやすくなる。いいことづくめである。このまま成長を続けてくれれば、PCユーザーにとってSteamはより素晴らしいプラットフォームになることだろう。さらなる飛躍を期待したい。またSteam Deckの早めの国内リリースもお願いしたいところだ。




※ The English version of this article is available here

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