Epic Gamesが3Dスキャニングアプリ「RealityScan」を発表。スマホのカメラで撮影した物が3Dデータに変換
Epic Gamesは4月5日、3Dスキャニングアプリ「RealityScan」を発表し、ベータテストの参加者の募集を開始した。同アプリは、Epic Games傘下のCapturing RealityとQuixelが共同開発している。
「RealityScan」は、Capturing Realityが提供しているフォトグラメトリソフトウェア「RealityCapture」の特徴である簡単かつ素早く3Dスキャンできる機能を、スマートフォンで可能にするアプリだという。
スマートフォンのカメラで現実世界にあるオブジェクトを撮影すると、「RealityScan」によってそのオブジェクトの3Dデータが作成される。公開されたトレイラーでは、革のソファーをあらゆる方向から撮影し、生成された3Dアセットをマップ内に配置している様子がみられる。撮影時には、ARガイドや品質チェックなどでユーザーをアシストしてくれるとのこと。トレイラーでは、そのARガイドらしき画面も確認できる。
作成した3Dアセットは、シームレスにSketchfabへとアップロード可能。Sketchfabは、3D/VR/ARコンテンツを共有・売買できるプラットフォームだ。また、「RealityScan」を共同開発するQuixelは、フォトグラメトリ・アセットライブラリMegascansを提供する企業である。Capturing Realityを含むこれら3社は、Epic Gamesが近年買収。「RealityScan」は、そうしたファミリーの強みを結集させた成果のひとつとなる。
「RealityScan」は、まずiOS向けのベータテストを1万人限定で開始。そしてこの春にはiOSでの早期アクセスとして、さらなるユーザーを招待する。またAndroid向けの早期アクセスも年内に実施するとのことだ。