デベロッパーのOnion Soup Interactiveは3月24日、ミニゲームオムニバス『Press A For Achievements』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによれば、本作は日本語表示に対応する。リリース時期はQ3 2022(7~9月)。
『Press A For Achievements』は、さまざまなミニゲームを収録したオムニバス作品だ。プレイヤーは50種類以上のステージのゲームをクリアし、レベルアップ。ランクを上げることで、多数の実績を解除していくことが目的となる。実績のなかには、経験値を取得してレベルアップすることで開放できるものもあれば、ときにはミニゲームの枠組みを超えて頭を使うことで発見できる実績もあるとのことだ。ミニゲーム中の入力は基本的にワンボタン(キー)のみとなるという。
ミニゲームとしては、カートレースや釣りゲーム、アーチェリーなどが存在。また、タイピングをしたり、写真撮影をしたり、裁判モノのドラマに挑んだりもするようだ。ほか、車に燃料を注いだり、ニュースを読み上げたり、スキーに挑んだりといったゲームも収録。パズルや3D迷路などもある一方、FPSやRPGなどまでワンボタンで展開されるのだという。
ほか、本作にはリプレイ性を高める機能も搭載。Mod Stonesという要素をアンロックすることで、次に遊ぶ際のルールを変更することができるという。またそれぞれのステージでは、成績ごとに銅・銀・金といったランクを獲得することができるようだ。
ミニゲームのなかには秘密の実績も隠されている。発見した場合、ほかのプレイヤーにヒントを残しておいたり、逆に誤った情報を載せて混乱を招いたりといった機能も用意されているという。逆に実績を見つけられない場合は、ほかのプレイヤーからヒントを買い求めることもできるようだ。しかしその場合も、誤った情報に惑わされないように注意が必要とのこと。
なお本作では、自身のキャラクターをカスタマイズすることが可能。キャラクターをアンロックできるほか、プロフィールアイテムやボイスパック、カラーリング、模様、ちょっと笑えるフレーズなどが用意されているようだ。これらの要素はゲーム中で獲得できるギフトバッグや、ゲーム内で入手するコインを使って購入することができる模様。
『Press A For Achievements』を手がけるOnion Soup Interactiveは、開発者のAndy Madin氏とコミュニティマネージャー/デザイナーのAmy Madin氏からなるスタジオだ。同スタジオは過去作として、『Nippon Marathon』シリーズを手がけている。同作は、「外国人から見た勘違い満載の日本」をテーマにしたマラソンゲーム。意図的におかしな日本語を使ったり、二足歩行犬やセーラー服おじさんといった奇抜なキャラクターがいたりと、シュールな世界観でユーザーにインパクトをもたらした。
『Press A For Achievements』においてもそうした要素は一部に受けつがれており、日本のニュース番組風の場面などが登場するようだ。画面にはなぜか「脇の下の匂い」といったテロップが出ており、ヘンテコ日本語の遺伝子は健在のようである。また菅官房長官が「令和」を発表した場面のパロディも登場し、コアな日本要素が含まれているいるようだ。
『Press A For Achievements』はSteamにてPC向けに、2022年のQ3に発売予定だ。