VHS時間操作アドベンチャー『TAPE: Unveil the Memories』発表。姿を消した父を追い、少女が迷い込むビデオカメラの迷宮 

パブリッシャーのGammera Nestは3月17日、『TAPE: Unveil the Memories』を発表した。『TAPE: Unveil the Memories』は、一人称視点で展開されるパズルアドベンチャーゲームだ。

パブリッシャーのGammera Nestは3月17日、一人称視点パズルアドベンチャー『TAPE: Unveil the Memories』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)。リリース時期は2022年4月の予定だ。 
 

 
『TAPE: Unveil the Memories』は、一人称視点で展開されるパズルアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、スペインの小さな街Antumbria。主人公である少女Iriaの父親は、著名なホラー映画の監督であったが、行方をくらましていた。 

あるときIriaは、助けを求める父親から1本のVHSテープを受け取る。このメッセージをきっかけに、Iriaは自身の過去の記憶をめぐることとなる。そこでは、父親の古いビデオカメラを使って探索し、家族の暗い秘密に迫るそうだ。 
 

 
Iriaは記憶のなかで、ビデオカメラを通じて物体に干渉することが可能だ。物体の時間を進めたり、戻したり、あるいは一時停止することが可能だという。トレイラーでは、部屋に散乱した椅子を配置しなおしたり、ドアを扉枠にはめこんだりする様子が見られる。またビデオカメラを通じて、宙に浮かぶ回廊をつなぎ合わせるといった、ダイナミックなパズルも登場するようだ。 

一方、映像では空間がねじ曲がったような廊下や、どこまでも高い天井とらせん階段が続く空間などが登場する。単純に過去をめぐるだけではない、シュルレアリスティックな世界が展開されることを予感させる。さらにトレイラーやスクリーンショットからは、光る目をもった異形の存在の姿も確認できる。こうした存在に対しても、ビデオカメラを使った何らかの手段で対処しなくてはならないのかもしれない。 
 

 
本作を手がけるのは、スペインのマドリードに拠点をおくスタジオBlackChiliGoat Studioだ。同スタジオはストーリーテリングに焦点をあてた、核心的なメカニクスのあるゲームを開発することに注力しているという。「ゲームは物語を語る」をモットーに、『TAPE: Unveil the Memories』を開発しているようだ。 

『TAPE: Unveil the Memories』は2022年4月、PS4/PS5/PC(Steam)向けに発売予定だ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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