オープンワールド凡人RPG『Outward Definitive Edition』発表、PS5版は国内展開も。勇者でも英雄でもない一人の人間の冒険譚

 

デベロッパーの Nine Dots Studioは3月11日、オープンワールドRPG 『Outward Definitive Edition』をPCおよび次世代機向けに発売すると発表した。このうちPlayStation 5版については、日本国内にて DMM GAMESを運営する合同会社EXNOAが国内展開する。今のところリリース時期や価格は明かされていない。 
 

*海外向けトレイラー  

 
『Outward』は海外向けには2019年に発売されたオープンワールドRPG。プレイヤーは選ばれた勇者でも特別な血筋でもない、平凡な人間として広大な世界「オーライ」での冒険に挑むこととなる。敵となる生物から身を隠したり、防御したりしながら、危険な環境に立ち向かい、目的を達成するのだ。 

本作における脅威はモンスターだけではない。ときには感染症に注意し、十分な睡眠を取り、水分補給を忘れずに生きていく必要がある。手つかずの土地で遠征に乗り出し、新しい都市を発見。さまざまな任務や、手強い敵が登場する隠されたダンジョンなどに挑戦しよう。 

『Outward』では、定期的にゲームデータの自動保存がおこなわれる。そのときどきの自分の決断がセーブされてしまうため、やり直しのきかないシビアなデザインも特徴の一つだ。一方、戦いに敗北したり、任務に失敗したりしても、シナリオが続行する。冒険の道筋は一つではなく無数に広がっており、マルチでユニークなゲーム体験を味わうことができるのだ。なお本作では最大2人での協力プレイが可能。オンラインでの協力プレイはもちろん、画面の上下分割プレイにも対応しているため、家族や友人と同じ空間で楽しむことができる。 
 

 
『Outward Definitive Edition』は、『Outward』におけるDLCをすべて収録。DLC第1弾「ソロボレアンズ」 では、各街で出会えるソロボレアンの旅の商人の故郷が舞台となる。商人に話しかけることで、新マップのアンティーク高原を訪れることが可能だ。アンティーク高原にはさまざまな遺跡が存在。競馬場跡、古代陣地壕、古代タービンといった建造物が立ち並ぶ。遺跡は、それぞれ巨大ダンジョンへとつながっている。珍しい宝や新しい武器・防具などが隠されている一方、凶悪なモンスターも多数登場する危険な場所だ。 

一方、DLC第2弾となる「スリーブラザーズ」では、プレイヤーは旧シロッコの難民キャンプで都市再建の任務に加わることになる。苦しむ市民たちに新たな故郷となる新シロッコを築き上げるのだ。さまざまに追加された武器やスキルを獲得可能で、数多くのコンテンツを楽しみながら、オーライの歴史上重要な役割を果たそう。さらに新たな地域カルデラへ続く門も開かれる。 

『Outward Definitive Edition』 はDMM GAMESより、PS5向けに国内で発売予定。なお海外向けには、パブリッシャーKoch MediaよりPS5/Xbox Series X|S/PC版が発売予定である。