『PC Building Simulator 2』発表。今度のPC自作シムは、PCがギンギンに光る

Epic Gamesは3月10日、『PC Building Simulator 2』を発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)。Epic Gamesストア独占になるという。発売時期は2022年。

Epic Gamesは3月10日、『PC Building Simulator 2』を発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)。Epic Gamesストア独占販売になるという。発売時期は2022年。


『PC Building Simulator』は、自作PCをテーマとしたシミュレーターだ。前作は2018年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2019年1月に正式リリース。その後さまざまなDLCが発売されたほか、コンソール版もリリースされてきた。

『PC Building Simulator』では、プレイヤーはPCを組んだり、パーツを差し替えたりしながら、いわゆるPCの自作をゲーム内で楽しめる。クライアント達からの依頼に応じて、トラブルを解決しお金を稼ぐキャンペーンモードのほか、自分だけの自作PCを組み上げるカスタムモード、PCパーツの役割や自作PCのいろはを学ぶガイドモードなども揃えられている。

単なるPC構築だけでなく、水冷クーラーを設置したり負荷をかけてみたり、あるいはゲーム内ベンチマークをとってみたりと、かなり本格的。遊びやすさと奥深さを両立した設計が好評を博し、Steamでは3万3000件以上のレビューが寄せられ「非常に好評」の評価を得ている。

新作となる『PC Building Simulator 2』では、40以上の現実世界のメーカーとコラボし、1200以上のライセンス付きPCパーツが登場。トレイラーでもIntelのCPUやNVIDIAのグラフィックボードが映し出されている。AMDやASUS、Corsairなどもクレジットされており、有名どころは押さえられているだろう。


また注目したいのは、映像でPCがギンギンに光っている点だ。ファンなどがLEDを光らせており、かなり派手。前作でもそうした要素が存在したが、今作では光源処理自体も強化されており、「光る」という演出もパワーアップしているようだ。ゲームとしては、前作の成功を踏まえつつ、大規模な拡張と改善を施しているとのこと。30時間以上遊べるキャリアモードも用意され、自作要素にはさらなる深みが加えられているそうだ。

前作はSteamで成功を博したものの、今作はEpic Gamesから発売される『PC Building Simulator 2』。理由としては、前作の開発・販売元であったThe Irregular Corporationの親会社であるTonic Games Groupが、2021年にEpic Gamesに買収されたことがあげられそうだ。Tonic Games Group買収では、『Fall Guys: Ultimate Knockout』開発元のMediatonicと共に、The Irregular CorporationもEpic Games傘下入り。Epic Gamesストアで『PC Building Simulator』が熱心に無料配布されていたのは、そうした事情も関係しているだろう。

開発については、イギリスを拠点とするスタジオSpiral Houseが担当するという。『Troll and I』や『Lumo』などを手がけた開発会社だ。『PC Building Simulator』といえば、個人開発者Claudiu Kiss氏がThe Irregular Corporationと共に開発に取り組んだことで生まれた作品。現時点で公開されている情報を見る限り、Kiss氏とThe Irregular Corporationは新作に関わっていないようである。Epic Gamesの下で、『PC Building Simulator』は新たなスタートを切るのかもしれない。

『PC Building Simulator 2』は、2022年にPC(Epic Gamesストア)にて発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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