Steamで156円相当のゲームが「1万5719円」にて販売される。開発者が天然っぷり見せる
Steamにて、「1万5719円」にて売られているゲームが存在するようだ。日本を含めた対象国のユーザー数名が困惑している。インディーゲームのリリースなどにも携わるインフルエンサーLayerQ氏の指摘により発覚している。
1万5719円で売られているのは、クリッカーゲーム『Dead Profit』。先日よりSteam早期アクセス配信されたばかりだ。地獄と天上の世界では戦争がおこなわれている。プレイヤーは、その戦争の兵器として魔法のアイテムを製造する、いわゆる武器商人の仕事をすることとなる。リソースやアイテムの製造は基本的に放置で進む一方で、注文も届く。うまく製造を最適化し、必要なリソースを生産。注文にあわせたアイテムを作り出すことでクライアントのニーズを満たし、荒稼ぎするのだ。
『Dead Profit』は、3月3月からSteamにて早期アクセス配信が開始された。2023年1月の正式リリースを目指しスタート。配信初日は「素晴らしい反応」を受け取ったと、開発者のLamb氏は語っている。一方で、同作の配信に困惑するユーザーも存在。冒頭に述べたように、国内では1万5719円で販売されているからだ。
同作はアメリカドルでは1.36ドルで売られている。日本円では156円程度だ。しかしながら、一部国では極端に高く売られている。Steamユーザーが、韓国および日本円がおかしいとSteamコミュニティに投稿した。開発者Lamb氏が反応し、「正式リリース時には見直す。1ポンドの為替レートを設定したつもりなんだけどな」とコメントしている。
SteamDBによると日本円以外では、韓国では5万8557ウォン(約1万6720円) 、コロンビア・ウルグアイペソでも日本円換算で1万円以上。カザフスタンやコスタリカ、ベトナムなどでも高値。アジアとラテンアメリカの一部で、極端な値段がつけられているようである。Lamb氏はイギリス在住で、本作の価格はちょうど1ポンド。1UKポンドをほかの為替レートに変換する際に桁を間違え、そのままその為替価格をSteamに反映させたと考えられる。しかしそれはそれで奇妙である。
というのも、Steamで価格を設定する際には、USドルなどを設定すればほかの貨幣に自動的に変換してくれる機能が存在する。単に1UKポンドと設定しておいて何も触らなければ、150円程度の価格で販売されただろう。しかしながら、開発者が手動で価格を設定したことにより、カオスな値段が設定されたようだ。なかなかの天然っぷりである。正式リリースは約1年後。そのタイミングで価格が改定されるとすればやや先は長いが、本作が気になる方はウィッシュリストに入れておくといいだろう。
【UPDATE 2022/3/8 10:35】
『Dead Profit』 の日本向けの価格が修正された。現在は157円にて販売されている。開発者は、「,」と「.」を間違えたことにより、誤った価格設定になっていたと説明している。
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