高難度カンフーアクション『Sifu』売り上げ100万本突破。発売から1か月足らずで大台達成

Sloclapは3月3日、カンフーアクションゲーム『Sifu』の売り上げが100万本を突破したと発表した。2月12日には50万本突破が報告されており、1か月足らずで大台を突破したかたちだ。

デベロッパーのSloclapは3月3日、カンフーアクションゲーム『Sifu』の売り上げが100万本を突破したと発表した。本作は、PC(Epic Gamesストア)/PlayStation 4/PlayStation 5向けに今年2月8日に発売。2月12日には50万本突破が報告されており、1か月足らずで大台を突破したかたちだ。


『Sifu』は、カンフーを前面に押し出したアクションゲームだ。主人公は、家族が謎の暗殺者集団によって殺されたことで、復讐の戦いに挑む。舞台となるのは架空の中国。アパートやオフィスなどありふれた環境のステージにて、待ち受ける敵をカンフーにて叩きのめしていく。本作には、死ぬと歳をとるという特徴的なシステムがあり、年齢を重ねると攻撃力は上がるが、体力は減る。ゲームプレイにおいてはプレイヤーのスキルが重視されており、的確な防御から攻撃に転じるのだ。

上に掲載したトレイラーでも紹介されているように、本作はメディアレビューなどで非常に高い評価を獲得。シンプルな操作で流れるように繋がるカンフーアクションや、その一撃の重さが伝わる表現。また、独特の世界観を表現するビジュアルや音響、挑戦しがいのある難易度などが評価されたようだ。


今回の発表のなかでは、100万人を超えるプレイヤーは、合わせて1000万時間以上本作をプレイしており、このうち15万人以上が本作をクリア済みというデータも明かされた。また、本作では第2ステージで早くも詰まっているプレイヤーが多いということが以前話題になったが(関連記事)、開発元がもつデータでは、現時点で第2ステージをクリアしているプレイヤーは全体の45%以上とのこと。やや数値が増加しており、発売から時間が経つにつれてプレイヤーも成長しているようだ。

本作の評価については、中国国内でも好評だという。開発においては、カンフーをはじめとした中国の文化からの影響を多く取り入れ、その過程では中国のゲーム業界からの協力も得ていたそうだ。本場からの高い評価に、開発元は大きな意味があると述べている。開発元のSloclapはフランスのゲームスタジオである。本作における中国的な世界観は、文化盗用であると指摘するメディアも存在していた。そうした声へのアンサーなのかもしれない。

なお、本作では中国語ボイスが近く追加される予定となっている。また、5月には最初の大型アップデートが実施予定。詳細は今後発表されるが、そのなかには追加の衣装も含まれるようだ。また将来的にはより易しい/難しい難易度も導入予定である。


『Sifu』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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