対戦型ドッジボールアクション『ノックアウトシティ』6月1日より基本プレイ無料化へ。EAから離れ再出発
デベロッパーのVelan Studiosは2月24日、対戦型ドッジボールアクション『Knockout City(ノックアウトシティ)』を6月1日より基本プレイ無料にすると明かした。本作はもともと各プラットフォームにて、2000円前後で配信されていた。
『ノックアウトシティ』は、高層ビルや繁華街の道路、建設現場などが広がる都市型のマップにて、対戦を繰り広げる三人称視点のアクションゲームだ。ルールはシンプルで、街中に出現するボールを拾い、敵にぶつけること。ボールをヒットさせると相手のHPが減少し、HPがなくなればノックアウトとなる。ボールは回避することもできるほか、ドッジボールらしく、投げられたボールをキャッチすることが可能。一転して攻勢をしかけることができる。ときにはタックルで、アグレッシブにボールを奪うことも可能だ。またフェイントやカーブスローといった技を使いこなし、間合いや駆け引きを支配することが重要となる。
『ノックアウトシティ』では現地時間3月1日よりシーズン5「グレイテストヒット」が開幕する。同シーズンでは、過去の期間限定プレイリストとして登場した「特殊能力!」、「連鎖反応」、「バスケットバトル」などが復活。ストアにもいくつかのサプライズが用意されているとのこと。また、新しいカスタマイズ、限定アイテムを含む最新のスペシャルイベントが春に開催予定だ。
そして、本作はシーズン5の終了とともに2年目に突入。これを記念して、シーズン6から無料でのプレイが可能になるそうだ。一方、これまで『ノックアウトシティ』を購入して遊んでいたプレイヤー向けには、「シーズン6 ロイヤリティバンドル」が提供される。限定のレジェンダリーの装飾アイテム、XPブースト、2000ホロバックなどが含まれているそうだ。
基本プレイ無料化に向けて動くなかで、シーズン5は以前のシーズンと比べてコンテンツの量が若干少なくなっているとのこと。同シーズンではバトルパスがなく、新しいバンドルや装飾アイテムの数も減り、新マップ、新ボールも導入されないそうだ。とはいえ、続くシーズン6では新しいバトルパス、装飾アイテム、豊富な新機能が登場し、新しいスペシャルボールも登場。今後のシーズンでは新マップ、新ボールなどが追加される予定とのこと。
また『ノックアウトシティ』はこれまでElectronic Artsよりパブリッシングされていたが、今後は開発元Velan Studiosよりセルフパブリッシングされるという。社内でパブリッシングをおこなうことにより、長期的な目線でゲームに必要なものを見極めることができるようになると、Velan Studiosは伝えている。
『ノックアウトシティ』は、2021年5月にリリース。同月中は「Block Party」と称して、マップやボールを含め製品版コンテンツを楽しめる無料トライアルが実施されていた。 Steamでは製品版のピーク同時接続数は6000人を記録し、トライアル版は同接ピーク2万人以上を突破する好評ぶりに。期間終了後も、ストリートランク25に達するまでは無料でプレイ可能といった施策を続けてきており、2021年6月にはプレイヤー数が500万人を突破したと伝えられた。しかしその後は低迷。直近ではSteamでの同時接続プレイヤー数は50~200人程度で推移している。今回 Electronic Arts傘下から外れることや、基本プレイ無料に移行するには、こうした苦しい背景も事情としてありそうだ。
『ノックアウトシティ』は、PC(Origin/Steam/Epic Gamesストア)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに配信中。現地時間6月1日より基本プレイ無料となる。