「ゲーム好きを職場で隠している割合」アンケートを国内企業が発表。仕事や学校で、ゲーマーを秘匿する人たち
国内のメディア運営企業である株式会社TAG STUDIOは2月21日、「ゲーマーであること・ゲーム好きであることを隠している割合アンケート調査」を発表した。TAG STUDIOは、国内でメディアを運営する株式会社。求人系メディアである「派遣サーチ」や「転職ファインダー」、パーソナルジム・パーソナルトレーナーの検索・口コミ比較を扱う「ベストレ」といったメディアを擁している。そうしたなかで、ゲームメディア「TuberPlus」も運営しており、本アンケートは同メディア上の企画として発表された。
調査方法としては、ゲーム好きのユーザーを対象に、インターネット上で調査を実施。対象者は250名で、男女比としては女性が146名、男性が98名、性別の回答を控えたユーザーが6名となった。年齢層としては20代以下が68名、30代が108名、40代が59名、50代以上が15名となっている。調査は1月17日におこなわれた。
まず「職場や学校でゲーム好きであることを隠しているか」という設問に対しては、ゲーム好きであることを公言しているユーザーが59%に対し、隠しているユーザーが41%という結果になった。ゲーム好きであることを隠しているユーザーの世代別の内訳を見てみると、30代のユーザーが45%以上でもっとも高い結果となっている。
TuberPlusにおいては、各回答を寄せたユーザーからのコメントも掲載された。「職場や学校でゲーム好きであることを隠している」と回答したユーザーからは、ゲーム好きが職場にいないため、プライベートの話をする機会がないため、ゲームによい印象をもっていない人が多いためといった理由が明かされている。
またTAG STUDIOは、「家族や友人にゲーム好きであることを隠しているか」についても調査を実施。こちらの結果は大きく異なり、公言しているユーザーが90%、隠しているユーザーが10%という結果となった。本設問について世代別の内訳を見てみると、50代以上のユーザーが20%程度ともっとも高い割合を示している。こちらの理由に関しては、家族がゲームを遊んだ世代ではないことなどが挙げられている。
職場や学校でゲーム好きであることを隠すことに関しては、プライベートな付き合いの有無によるところもあり、一定数隠している人がいることにも頷けるだろう。一方、家族に対してゲーム好きを隠している割合については、比較的高めの年齢層のユーザーが占めるなど、興味深い結果も出ている。世代ごとにおける家族関係の違いも、結果に影響を及ぼしていそうだ。ただし前述したように今回のアンケートの調査対象者は250名とやや限定的なので、留意しておこう。
TuberPlusにおける本アンケートに関する記事は、こちらから閲覧できる。