掃除リフォームシム『House Flipper 2』発表。全世界を没頭させた、ゲーム内仕事ゲームが進化

 

Frozen DistrictとPlayWayは2月23日、『House Flipper 2』を発表した。発売時期は2023年。ティザー映像が公開されている。対応プラットフォームや詳細は、今後明かされるという。


『House Flipper』は、家を掃除したり改築したりするシミュレーター。2018年にSteam向けに発売された。プレイヤーは業者として、掃除や改築の仕事を受けて家を訪問。一人称視点にて、さまざまな作業をこなして依頼を達成するわけだ。掃除としては壁と床の汚れ清掃からゴミ捨て、窓拭きまで多岐にわたる。改装では壁塗りや壁壊し・作り、漆喰塗りなども強いられる。生活器具の取替やコンセントの修理など、家の掃除や改修に携わることならなんでもしなければならない。

これらの作業のプロセスは簡略化されておらず(設定で簡略も可能)、いちいちモップをかけたり、ネジ締めや取り付けを細かくしていくという、独特の没入感が反響を呼んだ。Steamでは5万件近いレビューが寄せられ、「非常に好評」を獲得。その後コンソール機にも発売され、サン電子からは日本語版も展開された。Gamepressureの報告によると、同作は2021年5月時点でPC版だけで210万本を販売したという。コンソール版についても、PS4/Xbox One/Nintendo Switch版いずれも10万本以上を売り上げているそうだ。

セールスの好調さもあってか、Frozen Districtは積極的に『House Flipper』のDLCを開発。庭を拡張するDLCや豪邸に焦点を当てたDLCなど、有料のもの含めたさまざまな追加コンテンツを7種類展開していた。しかしこのたび、ついに続編開発に踏み切ったようだ。

https://twitter.com/houseflippersim/status/1496194715800195078


前述したように『House Flipper 2』の詳細は不明。ただし、ティザートレイラーではビジュアル表現が大きく進化していることがうかがえる。そのほか、前作でも特徴だった要素も散りばめられている。工具やメモなど、おなじみのものがチラチラ。依頼人からの電話相談が少々訳あり風味なのも、本作ならではだろう。インゲーム映像なのかは不明であるが、もしこれがゲームプレイのグラフィックなら、こうした映像表現が新作の魅力になりそうである。映像の最後には「More Than Just A Simulator」と記されており、単なるシミュレーター以上のゲームにしようとする野心がうかがえる。いずれにせよ、続報を期待するとよさそうだ。

『House Flipper 2』は、2023年発売予定。なお公式Twitterアカウントによると、前作『House Flipper』は今後もサポートが続けられるとのこと。『House Flipper 2』は「完全に違うゲーム」として立ち上げられるそうだ。