軌道周回アクションゲーム『Onde』3月18日発売へ。波紋の上を滑り漂う、アンビエントな旅路

パブリッシャーのMixtvisionは2月21日、『Onde』を3月18日に発売すると発表した。『Onde』は円周から円周へ移り渡る2Dアクションゲームだ。

パブリッシャーのMixtvisionは2月21日、2Dアクションゲーム『Onde』を3月17日に発売すると発表した。日本では時差の関係で3月18日となるようだ。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。 
 

 
『Onde』は、アンビエントな2Dアクションゲームだ。本作でプレイヤーは、水晶の立ち並ぶ洞窟や海底風景、また宇宙の深淵など、抽象的に表現された世界を漂い、旅をすることになる。しかし、プレイヤーは自由に世界を動き回ることはできない。ある法則によってのみ、移動することが可能なのだ。 

その法則とは、「円周の上のみを移動できる」ということ。この世界には、水の波紋のような円周が数多くたゆたっている。プレイヤーは、そうした円周の上をなぞるようによってのみ、移動することができるのだ。もちろん、ただ一つの円周の上をぐるぐる回っているわけではない。ステージにはいくつもの円周が、重なるように存在している。その軌道上を乗り移るように、円周から円周へ、滑りながら旅していくのだ。 
 

 
さらにステージ上には、プレイヤーが所定のキー/ボタンを押すことで円周を発生させられるギミックも存在している。もしこれ以上進めないように見えても、新たな波紋を発生させることで、その軌道に乗って先に進むことができることもあるのだ。 

とはいえ、発生させた波紋はいずれ薄らぎ、消えてしまう。場合によっては、いくつもの円周を連続で発生させ、タイミングよく乗り移っていかなくてはならない。その際、円周のどのポジションに位置をとっているかによって、うまく乗り移れるかどうか分かれる場合もある。どのようなルートで円周を乗り移っていくか、頭のなかでルートを描きながら、スムーズにコースを描いていくことが必要となる。 

本作では、抽象的に描かれたアートワークや、プレイヤーの行動によってインタラクティブに奏でられる音楽も魅力の一つだ。どのようなコースで移動すればいいか、頭を使うなかでも、美しいビジュアルやサウンドスケープでリラックスしながら世界に浸ることができる。本作はSteam Nextフェスに参加しており、ゲームの冒頭15分間程度を体験できるデモも無料配布中だ。興味があれば試してみるといいだろう。 
 

 
『Onde』は3月18日、Steam/GOG.comにて発売予定だ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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