Valveは2月22日、Steam Nextフェスを開幕した。期間は3月1日まで。Steam Nextフェスは、さまざまなゲームの体験版がリリースされるイベントだ。ファンは何百ものゲームの体験版を試したり、開発者のライブストリーミングを見たり、Steamで近日登場予定のゲームについて開発チームと話したりすることができる。本稿では、こうした体験版配信中のゲームについてピックアップして見ていこう。
まずは、汚染された世界にて、巨大なドラゴンのような生物の背中で集落を築くシミュレーション『The Wandering Village』デモ版が配信中。『IXION』は宇宙ステーションの管理を任され、ステーション内のインフラ、人口管理、探査、サバイバルなどをマネジメントする作品だ。『大多数』は、スラム街にて貧困生活からの脱出を目指す経営シミュレーション。 無重力空間での撃ち合いに挑むマルチプレイシューター『Boundary』も体験版が配信中である。
建築シムでありながら、建てた建造物を「破壊」することに焦点をあてた作品が『ABRISS – build to destroy』。街の各所に食べ物をお届けする、フードトラックシム『Food Truck Simulator』も体験版を配信中。『ファー:チェンジング タイド』は、巨大な帆船に乗った少年の冒険を描くアドベンチャーゲームだ。『The Bridge Curse:Road to Salvation』は、台湾の都市伝説を下敷きにしたホラーゲーム。『Silt』は、影絵で描かれた海中世界を旅するパズルアドベンチャーゲームだ。ドット絵で描かれた世界で「コロモン」を集めるモンスター育成RPG『Coromon』も、4月1日の発売を前に体験版が配信中だ。
『WW2 Rebuilder』は、第二次世界大戦で荒廃した街を修繕し、新たに復興するシミュレーションゲーム。『Electrician Simulator』は、電気技師として本格的な配線修理などに挑むシミュレーションゲームだ。好みの生物種を生み出して繁栄を目指す『Adapt』も体験版を配信中。死体を解剖して検死をおこなう『Autopsy Simulator』もデモバージョンがリリースされた。アパートで住民を監視し、省庁でも勤務に励む『Beholder 3』は、3月4日にリリースを控えての体験版配信だ。
シベリアの異常地帯での調査に挑むサバイバルホラー『Expedition Zero』もデモ版がリリース。『The Last Oricru』はプレイヤーの決断が多様な結果をもたらすSF中世アクションRPGだ。過去と未来の二つの視点でプレイヤーたちが協力しながらパズルに挑む『The Past Within』は、Rusty Lakeの最新作。『Donut County』を手がけたクリエイターの最新作『Neon White』は、天国への永住権をめぐるスタイリッシュアクションだ。理不尽な状況を打破するハイテンションミニゲーム集『McPixel 3』も、先週の発表からスピード体験版配信となった。
Steam Nextフェスは3月1日まで開催中。ここに記載した作品のほかにも無数の新作の体験版が配信されている。探索してみると、思わぬ掘り出し物と出会えるかもしれない。また一部タイトルについては、開発者によるゲームプレイ配信もストア上で実施されている。