食の移動販売シム『Food Truck Empire』発表。おいしさを乗せて街へと出陣、その名を轟かせるフードトラック帝国を目指す
パブリッシャーのMovie Gamesは2月17日、フードトラック・シミュレーター『Food Truck Empire』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、リリース時期は未定。Steamストアでは、日本語字幕とUIに対応と表記されている。
『Food Truck Empire』は自分だけのキッチンカーを仕立て、食の移動販売をおこなうシミュレーションゲームだ。プレイヤーはキッチンカーの内装をカスタマイズし、さまざまなエリアに点在するお客様のお腹を満たしながら、ストリートにおけるフードトラック帝国を築いていく。
キッチンカーの内部は、いわば本作における心臓部である。調理場を備えているとはいえ、車内なので内部は非常に狭い。限られたスペース内では、効率的な動線作りが重要になるだろう。扱うメニューによって必要な設備や材料は異なる。食材の保存場所、調理場、盛り付けエリアなどの位置関係を考慮しつつ、スタッフの動線をきっちり確保しよう。また内装以外にも、車の外装にもこだわれる。配色はもちろん、 特徴的なフェンダーやリムなどを装着しながら、魅せる外装でお店の雰囲気や個性をアピールしよう。
キッチンカーが完成したら、いよいよ食の戦場へと赴く。舞台となるのは、緑豊かな公園や野外フードコートエリア、高級住宅エリアに加え怪しげな路地裏などさまざま。各エリアには千差万別の趣向の人々が点在。お昼にお腹を空かせた労働者を相手にするか、はたまたお金持ちで多忙の銀行員を相手にするか。食を提供するターゲットに合わせて移動式キッチンカーを展開し、お客様を惹きつけよう。
キッチンカー事業をおこなうには本社が必要だ。特定の場所に事業拠点を構えることで、手広く事業展開できる。マーケティング部門を設立して市場を調査したり、豪華なガレージを備えて複数のキッチンカーを出場させたりと、競合相手に事業を多角化していこう。移動販売の金字塔として、その名を轟かせるフードトラック帝国を築き上げるのだ。
『Food Truck Empire』を手がけるのは、ポーランドのワルシャワに拠点を置くLichthundおよびPixel Crowの両スタジオだ。Lichthundは、古代ゲルマン風の未来を舞台とした槍アクション『Lichtspeer』や、不良バンドを率いてスターダムを駆け上がる『RÖCK BEASTS』など、独特のアートスタイルを武器に作品を制作しているスタジオ。一方Pixel Crowは、80年代風アメリカ刑事ドラマ『Beat Cop』や、宇宙ステーションを舞台に社会の闇を暴く『Total Alarm』など、ストーリーテリング力に傑れる作品を開発するスタジオだ。両スタジオの独創性が組み合わさりどのような作風となるのか気になるところだ。
『Food Truck Empire』はPC(Steam)向けにリリース予定。配信時期や価格は明かされていない。なお本作は日本語字幕とUIに対応する。