『No Man’s Sky』の戦闘要素を強化する大型アプデ「Sentinel」発表&配信開始。バランス調整も
デベロッパーのHello Gamesは2月16日、『No Man’s Sky』向けのアップデート3.8「Sentinel」を配信した。タイトルにあるとおり、センチネルに関する新たな要素が目玉となっている。
センチネルは、惑星や宇宙空間にて警備にあたっているロボットで、資源収集や特定施設への攻撃などをすると警戒レベルが上がり襲ってくる。今回のアップデートでは、惑星上のセンチネルに新たなタイプが登場。重装備ながらジェットパックによる高い機動性も備えるHardframe Battle Mechや、強力な武器をもつHeavy Combat Droneなどが挙げられる。
またセンチネルのドローンには、多彩な武器を扱うものやシールドを展開するもの、あるいは味方を修理するものや、戦闘中に増援を呼ぶものなど、新たなタイプが追加されている。こうした強化によりセンチネルは従来より手強い敵となり、これまで以上に激しいバトルが展開されることになるそうだ。
さらに惑星上には、センチネルによる警備が特に強固な施設Sentinel Pillarが現れるようになった。この施設を攻略すると、センチネル自身や、トラベラーやアトラスなどとセンチネルとの関係にまつわる歴史を紐解くアーカイブにアクセスできるという。また、Royal Multi-Toolという新たなクラスのマルチツールも入手できるとのこと。
センチネルに対抗するプレイヤー側にも新たな要素が用意されている。まず、いわゆる光学迷彩を使用できるCloaking Deviceが、スペースアノマリーにて研究可能に。また、エクソクラフト・ミノタウロスに対して、AIパイロットを導入できるようになった。プレイヤーに追従し、バトルにて活躍してくれる。
マルチツールに関しては、エネルギーをチャージして撃てるNeutron Cannonが追加。強力な1発を放てるうえ連射することも可能で、特に近距離の敵に有効な武器だという。なおマルチツールの所持可能数の上限は、今回3つから6つに拡大している。
そして特にセンチネルに対するにあたっては、同じ惑星上のセンチネルを一時的に排除する手段が用意された。警戒レベルが最大になった際に現れるセンチネルの部隊を倒すと、一定時間のあいだセンチネルが現れなくなるという。また、先述したSentinel Pillarにアクセスすることでも、センチネルをシャットダウンさせられるそうだ。
今回のアップデートではほかにも、バトル要素の調整が実施。弾速や連射速度、敵の体力、カメラなどが調整され、ハイペースかつダイナミックな戦闘体験を楽しめるようになったとのこと。エクソクラフト・ミノタウロスの操縦についても、旋回速度アップなどの機動性やエイムの向上が実施。また、コンパニオン(ペット)にできる生物の上限は、6から18に拡張された。
PC版においては、AMD FidelityFX Super Resolutionをサポート。高解像度と高パフォーマンスを両立する技術だ。また、NVIDIA GeForce RTX GPUユーザーは、AIベースのアンチエイリアス技術DLAAを利用可能に。このほか、Valveの携帯型PCゲーム機Steam Deckを正式サポートすることも発表されている。
アップデート3.8「Sentinel」では、ここに挙げた以外にも多数の追加・調整要素やバグ修正などがおこなわれている。詳しくは公式サイトのパッチノートを確認してほしい。
『No Man’s Sky』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中だ。また、今年の夏にはNintendo Switch版も配信予定となっている。