『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』では、キャラクターがシュッとした顔にリファイン。新旧デザインを切り替え可能

スクウェア・エニックスは、『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』を4月7日に発売する。同作ではビジュアルを鮮明にしただけではなく、キャラクターモデルにも調整が加えられているようだ。

スクウェア・エニックスは、RPG『クロノ・クロス』の初のリマスター版となる『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』を、PC/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに4月7日に発売する。本作では、3DモデルのHD化やキャラクターイラストのリファインなどが施される予定となっており、公式Twitterアカウントを通じてその詳細が披露されている。
 

 
『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』は、1999年にPS1向けに発売されたRPG『クロノ・クロス』のリマスター版だ。オリジナル版は、人気RPG『クロノ・トリガー』に続く作品としてリリースされた。本作には、ホームワールドとアナザーワールドという並行する世界が存在。主人公セルジュは、時空を超えて2つの世界を行き来し、多数の仲間たちと出会いながら冒険をおこなう。

今回のリマスター版では、先述した3DモデルのHD化などのほかに、敵とのエンカウントON/OFF機能・戦闘が楽になるバトル強化機能・オートバトル機能といった便利機能が追加。また、背景フィルター機能・画面比率変更機能なども用意されるという。そして3DモデルのHD化においては、ビジュアルを鮮明にしただけではなく、キャラクターモデルにも調整が加えられているようだ。
 

 
公開された比較スクリーンショットを見てみると、まず主人公セルジュについては、顎のラインがシャープになるなど顔の印象がやや異なる。体つきも、少し細い体型に変更されているようだ。また、服装には細かな模様やシワまで確認できるテクスチャが貼られ、新たにネックレスも追加。もともとキャラクターイラストではネックレスをしていたが、高解像度になったことで自然に表現できるようになったのかもしれない。

ヒロインのキッドについても、同じような方向性でキャラクターモデルやテクスチャが調整されていることがうかがえる。やはり顔がシュッとしており、それに合わせて身体のバランスが調整。髪のボリュームも異なるようにみえる。髪を留めるリボンが細くなっているが、おそらくこれも高解像度化に合わせた調整だろう。

さらに、会話中のセリフの横に表示されるキャラクターイラストもアップデートされる。オリジナル版のキャラクターデザインを手がけた結城信輝氏の手によって、すべてのイラストがリファインされたそうだ。ちなみに、BGMについてもリマスターがおこなわれ、新曲も追加されているとのこと。
 

 
注目すべきは、アップデート前のキャラクターモデルやキャラクターイラストもHD化されていることだろう。本作では、設定にて新旧キャラクターデザインを切り替えることが可能なのだ。また、本作ではフォントもすべてHD化されるが、こちらもSDフォント(擬似ドットフォント)が収録され、切り替えることができる。

似たようなビジュアルの新旧切り替え機能は、たとえば『Halo: Combat Evolved Anniversary』や『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』などのリマスター・リメイク作品でも取り入れられていた。オリジナル版を知るファンにとっては嬉しい機能だろう。なお、本作のこれらのグラフィック切り替えについては個別ではおこなえず、一括でアップデート版かオリジナル版かを選択するかたちとなる。

『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』は、Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに4月7日に発売予定。PC(Steam)版は4月8日に発売する。




※ The English version of this article is available here

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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