ハードコア・カンフーアクション『師父-Sifu-』はやくも売上50万本達成。さらなる高難易度や低難易度モード追加も予告

デベロッパーのSloclapは2月12日、『師父―Sifu―』の売上本数が50万本を超えたと発表した。『師父―Sifu―』は、2月8日に発売したカンフーアクションゲームだ。

デベロッパーのSloclapは2月12日、カンフーアクション『師父―Sifu―』の売上本数が50万本を超えたと発表した。発売からわずか4日でハーフミリオン達成というマイルストーンを打ち立てている。 
 
 

 
『師父―Sifu―』は、2月8日に発売したカンフーアクションゲームだ。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/PC(Epic Gamesストア)。本作は、家族を殺した者を追い、復讐の道を歩む若きカンフーの弟子の物語である。『師父―Sifu―』では、主人公は基本的に孤軍奮闘。味方が存在しないなか、無数の敵を打ち破らなければならない。道を切りひらくには、独自のカンフーを極め、神秘的なペンダントの力を借りる必要がある。 

主人公は死亡するたびに、ペンダントの不思議な力で復活することが可能だ。ただし代償として、よみがえるたびに主人公が少しずつ歳をとっていく。死ねば死ぬほど年齢経過も速くなり、寿命も近づいてくるのだ。限られた時間でカンフーを極め、慎重なポジショニングと環境を賢く有利に使いながら、復讐の達成を目指そう。 
【Update 2022/02/12 13:37】主人公の年齢経過に関する記述を修正。

レビュー集積サイトMetacriticによれば、PS5版『師父―Sifu―』のメタスコアは80、PC版は78、PS4版は71と続いている。本作は戦闘に特化したアクションゲームであり、的確な入力や適切な判断力を求める。ハードコアな高難度ゲームといえるだろう。一方でチュートリアルは充実しており、序盤の導入は非常に丁寧。ゲーム内における学習曲線がスムーズに設定されていることや、リプレイ性の高さなども好評を博しているようだ。Twitchでもゲーム実況が人気を博しており、平均して3万5000人以上の視聴者が『師父―Sifu―』のプレイを視聴している(SullyGnome)。ゲーム配信を見ていると、つい自分でもプレイしたくなる魅力もあるのかもしれない。 
 

 
ちなみに『師父―Sifu―』については、今後、アクセシビリティ向上を目指すアップデートの実施が予告されている。2月10日、Sloclapのエグゼクティブ・プロデューサーであるPierre Tarno氏がtwitchgamingのストリームに出演。Sloclapが、ゲームのアクセシビリティ向上を目指す団体CapGameと協働しており、Game Accessibility Guidelinesを参照しながら、ゲーム内の機能を実装してきたと明かした。くわえて、今後ゲームに導入される機能についても言及している。 

たとえば現在は、壁に向かって歩いているときも足音が聞こえる。今後のアップデートでは、障害物に向かって歩いているときは足音が止むようにし、聴覚に頼ってプレイしているユーザーにも分かりやすくなるよう調整するそうだ。また、環境音も含んだ字幕の表示や、会話の途中に字幕をポーズ可能な機能にも言及。さらに、新たな難易度モードも実装予定があり、より難しい/簡単な難易度が追加されるそうだ。このほか、複数のバグも修正される模様。また、PC版にのみ実装されていたハイコントラスト表示が、PlayStationプラットフォームにも導入されるとのことだ。
  

 
『師父―Sifu―』はPS4/PS5/PC(Epic Gamesストア)向けに発売中。価格は税込4180円だ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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