ジュブナイルRPG『LOOP8(ループエイト)』発表。『ガンパレ』芝村氏が描く、複雑な人間関係と戦い

マーベラスは2月10日、『LOOP8(ループエイト)』を発表した。『ループエイト』は、ある夏の物語をテーマとしたジュブナイルRPGだ。

マーベラスは2月10日、ジュブナイルRPG『LOOP8(ループエイト)』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch。2022年発売予定だ。 
 

 
『ループエイト』は、ある夏の物語をテーマとしたジュブナイルRPGだ。本作では、人類は古来からの厄災「化外(ケガイ)」により脅かされている。主人公の少年ニニは、宇宙ステーションで暮らしていた少年だ。ケガイによって家も家族も失ったニニは、母方の親戚を頼って、穏やかな田舎町「葦原中つ町」へとたどり着く。そこでは、親戚を名乗る少女コノハに迎えられる。宇宙で暮らしていたニニにとって穏やかな田舎町は新鮮なものばかりだったが、その穏やかな日常にも異変が生じるようだ。 

本作には日常パートと非日常パートが存在。日常パートでは、プレイヤーが主人公ニニとなり、田舎町で生活。そのなかで、人類の脅威であるケガイに憑かれた人間を見つけ出していく。日々の生活では、まわりの人間と関係を構築したり、ケガイとの戦いに向けて訓練したり、限られた時間の中で自由に行動できるそうだ。一方、ケガイに憑かれた人間を見つけたら非日常パートへ突入。現し世とあの世の狭間「黄泉平坂」へ侵入し、ケガイ本体と対決できるようになる。このパートでは、それまでに築いた人間関係や訓練が「ケガイ」との戦いの結果を左右するそうだ。 
  

 
さらに本作にはループ機能を搭載。人間関係の構築やケガイへの対策など、なにかをやり直したいと思ったとき、一部の状態を維持したまま、一定の時間軸まで時を戻すことができる。本作では独自のエモーショナルAI「カレルシステム」がゲーム進行のすべてを制御。キャラクターの感情や物語がつねに変化していく。プレイヤーの選択がこの世界に影響を与え、プレイするたびに異なる体験が展開されるそうだ。 

本作はゲームデザイン/シナリオを、『高機動幻想ガンパレード・マーチ』で知られる芝村裕吏氏が担当。キャラクターデザインは、キズナアイを手がけた森倉円氏や、アニメ「ソードアート・オンライン」のデザインや監督で知られる足立慎吾氏が担当する。コンセプトアートはイラストレーターのキツネイロ氏が描き、音楽は「逆転裁判」シリーズにも携わった岩垂徳行氏が手がける。開発統括プロデューサーを務めるのは、「グランディア」シリーズなどをおくった宮路洋一氏だ。 
  

 
『ループエイト』は2022年、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売予定。




※ The English version of this article is available here 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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