『Apex Legends』新シーズンの疑問あれこれに開発者が回答。エイムアシスト弱体化のウワサの真相など明かす
本日2月9日より新シーズン「デファイアンス」が開幕した『Apex Legends』。新レジェンド・マットマギーの登場や期間限定モード・コントロールの実装など、さまざまな新要素が注目を集めている。こうしたなか、海外掲示板Redditでは『Apex Legends』開発者がユーザーの書き込みに反応。新シーズンのコンテンツや環境にまつわるさまざまな疑問に答えている。
まずは、コントロールモードにおけるとある機能について。あるユーザーは、同モードにおけるハイライト機能について不満を述べた。コントロールにおいては、壁越しにも味方がハイライトで表示されるほか、遮蔽物のない敵についても強調表示される。その結果ハイライトされるキャラクターが多く、かえってエイムしにくいため、ハイライトをオフにすることはできないか、とユーザーは尋ねた。
ここで返答を返しているのが、テクニカルゲームデザイナーのRobotHavGunz氏である。RobotHavGunz氏によれば、ハイライト表示はコントロールモード専用の機能だ。とくに敵キャラクターのハイライトについては、相手が自分の視野内にいるときのみ表示される。とはいえ、敵が壁の後ろに入ったときなどは、ハイライトがオフになるまでややラグが生じるようだ。9v9という大所帯の対戦においては、味方や敵を識別するハイライトは必須だといい、現在の仕様を続けていきたい姿勢を示している。
続いて、以前からユーザー間で噂されてきたエイムアシストについて。新シーズン先行プレイを体験したユーザーからは、ゲームパッド向けエイムアシストが弱体化されたとの情報が伝えられていた。しかしRobotHavGunz氏の返信によると、実際にはそうした変更はおこなわれていないとのこと。デザイナーの Aaron L氏からも同様に伝えられている。
先行プレイヤーからエイムアシスト弱体化の情報がもたらされたのは、当時使われていたサーバーが本番環境ではなく、パフォーマンスが異なっていたためだろうと推測されている。RobotHavGunz氏によれば、こうした先行プレイなどを通じて強化・弱体化の推測がなされるのは、本番用のサーバーではなかったり、最終的なビルドではなかったり、テスト変更が適用されたりしているためである場合が多いとしている。
また、バトルパスのミッション改善についても議論が交わされた。あるユーザーは、チャレンジをクリアするのに特定のモードばかりを遊ばなければいけなかった状況について不満を述べている。これに対し、RobotHavGunz氏は今回のアップデートから適用された変更について述べた。
大きな変更が加えられたのがデイリーチャレンジだ。基本的にはすべてのデイリーチャレンジを「どのモードでも達成可能」にしたという。とくに大きな変更としては、すべての武器ダメージ系チャレンジが、どのモードでも達成可能になっている。現状では、全デイリーチャレンジ50個のうち39個が、どのモードでも達成可能。残りのチャレンジのうち6個がアリーナモード専用、5個がバトルロイヤル専用という内訳になっている。
くわえて、ウィークリーチャレンジにも変更が加えられた。こちらは55個のチャレンジがどのモードでも達成可能で、56個はバトルロイヤル専用。29個はアリーナモード専用のチャレンジとなっている。こうした内訳であるため、週によってはいまだに特定モード縛りのあるチャレンジに遭遇する可能性はあるとされている。ウィークリーチャレンジがどの順番で課されるかはランダムである点には留意してほしいとのことだ。
バトルパスに関するフィードバックは開発チームも注視しており、よりモード縛りを少なくしつつ、ユーザーに選択権のある柔軟なチャレンジにしていくよう、シーズン13以降も取り組んでいきたいとのこと。RobotHavGunz氏は、「バトルパスを完遂したい」「すべてのチャレンジを達成したい」という二つの目標に対し、バランスをとりながら対応していきたいとコメントしている。
このほか、ユーザーから個別のバグ相談に応じるなど、RobotHavGunz氏は積極的にスレッドに参加している。なお、Respawn Entertainmentの公式Twitterでも告知されているとおり、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchにてオリンパスでフレームレートが落ちてしまう問題については、現在調査中であるとのことだ。続報を待ちたいところである。
『Apex Legends』新シーズン「デファイアンス」は現在開幕中。なおRobotHavGunz氏のコメントによると、日本時間で2月16日午前3時には次のコレクションイベントが開催されるとのことだ。