テナガザルのツタアクション『Gibbon: Beyond the Trees』発表、日本語対応。ジャングルを駆け抜ける、爽快空中ブランコ
デベロッパーのBroken Rules Interactive Mediaは2月2日、『Gibbon: Beyond the Trees』を発表した。対応プラットフォームはApple Arcadeおよび、PC(Steam)/Nintendo Switch。まずApple Arcadeにて現地時間2月25日にリリースし、追って2022年の早い時期にPC/Nintendo Switch向けに配信される。なお、Steamストアページによると本作は日本語表示に対応するようだ。
『Gibbon: Beyond the Trees』は、テナガザルを主人公とした2Dアクションゲーム。最大の特徴は、「ブランチネーション」と呼ばれるアクションだ。長い腕を利用し、ジャングルの木々から垂れ下がったツタをターザンのように移動することができる。枝から枝へスイングし、ときには崖と崖の間を大ジャンプしながら、滑るように森のなかを進んでいくのだ。
さらに本作では、プレイヤーが操作するテナガザルのほか、パートナーのテナガザルも登場する。相棒の手を借りて推進力をつけることで、空中ブランコのように大きく宙に飛び上がるといった動きも可能だ。
『Gibbon: Beyond the Trees』には1時間程度の物語を描くストーリーモードが用意されている。主役となるのは、テナガザルのカップルとその子どもだ。舞台は東南アジアのジャングルであり、森林破壊、密猟や気候変動など、深刻な環境破壊がテーマとして描かれるという。
トレイラーでは緑豊かなジャングルのほかにも、家々の明かりが灯る人間界の街中や、畑地などが舞台として確認できる。こうしたステージでは木々だけでなく、建物の屋根を滑ったり、電線を伝ったりと、都市ならではのアクションで道を拓いていくようだ。ときには猟銃をもった人間に狙い撃ちされそうになったり、森林が重機によって破壊されたりといったシリアスな場面も確認できる。
本作にはほかにも、解放モード(Liberation Mode)が存在する。同モードでは、自動生成されるジャングルをひたすら進んでいくことになるそうだ。爽快なアクションに集中できる、やりこみ要素のあるモードとなるのかもしれない。
本作の開発を手がけるのは、オーストリアに拠点をおくスタジオBroken Rules Interactive Media。同スタジオは2009年に設立され、さまざまなゲームをリリースしてきた。2014年にはアルプスの自然を描いたアクション『Secrets of Rætikon』を配信したほか、2017年には、老人の旅路を描くパズルアドベンチャー『Old Man’s Journey』を発売。いずれの作品も、自然豊かな景色を美しいアートスタイルで描き出してきた。『Gibbon: Beyond the Trees』でも同様に、色鮮やかなジャングルが表現されるだろう。
『Gibbon: Beyond the Trees』はApple Arcadeにて、現地時間2月25日にリリース予定。追って2022年早期にPC(Steam)/Nintendo Switchで配信予定だ。コンソール版の国内展開としては、前作『Old Man’s Journey』が邦題『おじいちゃんの記憶を巡る旅』として国内Nintendo Switch向けに配信された実績がある。『Gibbon: Beyond the Trees』についても、日本での展開を期待したいところだ。