デベロッパーのStar Vault ABは1月26日、MMORPG『Mortal Online 2』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamでは1か月分のプレイ権を購入でき、通常価格は4100円のところ、2月2日まで10%オフの3690円で入手可能だ。そののちは月額制のサブスクリプションに登録する必要がある。
『Mortal Online 2』は、Naveと呼ばれる世界で冒険と戦いを繰り広げるMMORPGだ。プレイヤーはダンジョンに潜って冒険をしたり、採集に励んで商人となったり、ほかプレイヤーを襲う夜盗になったり、さまざまなプレイスタイルを追求することができる。本作ではいつでも周囲のプレイヤーを攻撃することが可能。そのため、別のプレイヤーと出会うときはいつでも緊張感がともなう。同時に、強力な仲間と手を組むことや、ギルドに入っておくことなどが重要性を帯びてくる。
本作の戦闘には自動攻撃などが存在せず、プレイヤーの腕が問われるアクションベースのバトルが繰り広げられる。そのため、腕前次第では自分よりよい装備のプレイヤーを打ち負かすことも可能。剣でも、弓でも、魔法でも、プレイヤーの能力しだいで戦況を覆せるのだ。また本作では600種類以上のスキルが存在し、使い続けることで学習とレベルアップが可能。組み合わせることで多彩なコンビネーションを生み出すことができる。さらに、本作ではほとんどすべての装備をクラフトで作り出し、他人に売ることが可能。クラフトの自由度が高く、組み合わせ次第で秘密の強力な装備を生み出すこともできる。
『Mortal Online 2』は 2020年4月よりクローズドアルファテストを開始。同年11月からはベータテストを実施してきた。そして当初は2021年10月のリリースを予定していたものの、「可能な限りコンテンツが豊富で安定した楽しい体験を届けるため」として延期。以来、今年の1月26日に至るまで精力的にアップデートを重ねてきた。
『Mortal Online 2』のSteamストアページの評判はというと、1600件以上の評価が寄せられステータスは「賛否両論」。このうち約1000件のレビューはここ30日間で寄せられた評価である。内容としては、EU以外の地域でプレイした場合の遅延が激しいことや、ログインエラーが発生していることなどが指摘されている。1月27日時点のパッチノートでは、ログインキューでの待機が20分を超えるとクライアントがクラッシュする問題が解決されるなど、徐々に対応は図られているようだ。
ストアレビューの賛否は分かれているものの、同時接続プレイヤー数の伸びは順調だ。正式リリース前の同時接続プレイヤー数は600~1000人程度で推移していたのに対し、1月26日以降は5000~8000人までの伸びを見せた。ピーク時同時接続プレイヤー数としては8289人を達成している(SteamDB)。1月26日にはTwitchにて、フォロワー285万人におよぶストリーマーのLIRIK氏が本作をプレイしており、2万6000人以上の視聴者数を獲得(SullyGnome)。こうした露出もあり、『Mortal Online 2』の人気は着実に高まっているといえそうだ。
『Mortal Online 2』はSteamにてPC向けに配信中。現在セールを実施しており、2月2日まで10%オフの3690円で購入できる。ただし、購入時にプレイできる期間は1か月まで。期間終了後もプレイを続けるためには月額制のサブスクリプションに登録する必要がある。