歪ゲー最新作『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』アプリがひっそり配信開始していた。異形となり神経塔を進む

国内の株式会社スティングは、アプリゲーム『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』を配信開始した。公式からの正式発表はなく、ひっそりとリリースされたようだ。 

国内の株式会社スティングは、アプリゲーム『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』を配信開始した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、無料にてダウンロード可能。公式からの正式発表はなく、ひっそりとリリースされたようだ。 

『バロック(BAROQUE)』は、1998年セガサターン向けに発売されたダークファンタジーRPGだ。舞台となるのは、大熱波と呼ばれる災害で崩壊した世界。主人公は記憶をなくし、罪の意識だけを感じ続けている。そんななか主人公は翼の生えた男と出会い、「おまえの罪は世界を癒すことによって、許される」と告げられる。罪を癒すために、そして世界を癒すために、 主人公は神経塔と呼ばれる塔へ向かうこととなる。同作は陰鬱で退廃的な世界観を特徴としており、独自の作風でファンを獲得。その後PlayStation 2やWiiなどでリメイク版が発売され、2020年にはセガサターン版の移植作がNintendo Switchにて発売された。 
 

Nintendo Switch『バロック』 

 
そして『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』は、『バロック』の世界観をもとにしたアプリゲームである。プレイヤーは、ある異形の存在から吐き出されたクリーチャーの「グルー」。なぜ自分がここにいるのかも分からないプレイヤーは、ひとまず前方に向かって進んでいくこととなる。しかし道中にはさまざまな障害が存在。動く足場から落下すれば溺死し、道を横切る異形に出くわせば喰われたり、轢き殺されたりとなかなか進むことができない。ステージは遊ぶたびに変化するため、タイミングを見ながらなるべく遠くまで進んでいくことが目標となる。 

ステージではときどき真珠を獲得することも可能で、これをもとに新たなグルーをアンロックできる。甲羅を背負った「亀グルー」など、複数の種類が用意されているようだ。本作にはリーダーボード機能もあり、「到達した距離」や「死んだ回数」を世界のユーザーとランキングで競える。また実績に相当する「達成項目」も存在し、「グルーを10種以上入手」「圧死50回達成」などさまざまな条件を満たすやりこみ要素もある。 
 

 
前述のとおり、『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』に関してスティングの公式なアナウンスは今のところされていない。突然リリースされたシリーズ関連作に、『バロック』ファンは喜びつつも驚きを隠せない様子だ。また『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』自体も、チュートリアルや世界観の説明など一切ないまま挑むこととなるため、謎が多い印象。進んだ先にゴールが存在するのか、やりこんで確かめるしかなさそうだ。今後公式から本作について告知がなされるのか、気になるところである。 

『BAROQUE ~ふと目を覚ますと異形になっていた~』はiOS/Android向けに無料配信中。なおNintendo Switch版『バロック』は2400円で発売中だ。 




※ The English version of this article is available here

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

記事本文: 1615