デベロッパーのPINIXは1月19日、デッキ構築型戦略ゲーム『Alina of the Arena』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。価格は1320円で、1月27日までは20%オフの1056円で購入可能。配信から間もない本作であるが、ユーザーからはかなり好評のようだ。
『Alina of the Arena』は、ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。人気作である『Slay the Spire』と『Into the Breach』の要素を組み合わせた作品であると、開発元からは公言されている。本作にてプレイヤーは剣闘士となり、闘技場でのターン制バトルに挑む。ステージはプレイするたびにランダム生成され、生き残りをかけて戦い続けるのだ。
試合では毎回さまざまな敵が登場し、デッキからカードを切ってアクションをおこなう。カードは、攻撃や防御、あるいは状態異常や各種スキルなどに複数の種類が存在。特殊な効果をもつものも多い。保有APの範囲内でカードを切りながら、ターンを進めていく。闘技場はヘックスタイル状になっており、ポジショニングの自由度が高いことが特徴だ。攻撃によって敵をノックバックさせたり、移動に関するカードが用意されていたりと、敵との位置関係も戦略に組み込む必要がある。
カードには装備品に関するものも用意されており、主人公の左右の手に装備可能。装備することによって、たとえば攻撃カードの威力を高めたり、防御力を高めたりといった効果が現れる。ただし、同時にマイナスの効果が付加されることもある。そして試合に勝利すれば、ランダムに提示された中から新たなカードを入手。また、試合中に敵を倒すと観客からさまざまなカードやアイテムが投げ込まれ、それを回収することもできる。それから次の試合への準備をおこなうなどして、さらに戦いを進めていくのだ。
早期アクセス配信中である本作には、現時点で基本的な要素についてはほぼ完成した状態にあるという。そして今後開発を進めるなかで、新たなエリアや敵・ボス、カードなどを追加していくとのこと。このように十分に遊べる状態でリリースしたことが功を奏したか、人気作を組み合わせたゲームプレイはかなり好評。Steamのユーザーレビューでは92%が好評とする「非常に好評」となっており、最近配信された新作のなかでも上位に入る高評価となっている(SteamDB)。
『Alina of the Arena』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。正式リリースは、遅くとも6か月後を計画しているとのことで、この間に先述したコンテンツの拡充などをおこなっていくそうだ。日本語への対応も期待したいところである。
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