『ウォッチドッグス レギオン』のアップデートは、昨年9月のものが最後だったとの告知。オンラインサービスは引き続き利用可能

 

ユービーアイソフトは1月22日、同社のサイトを通じて『ウォッチドッグス レギオン』のアップデートサポートを、バージョン 5.6をもって終了していたと発表した。なおオンラインサービスは引き続き利用可能。


『ウォッチドッグス レギオン』は、犯罪組織に挑むレジスタンスとして、ハッキングを駆使しながら戦うオープンワールドアクション。登場する全住民が操作可能という野心的なコンセプトが特徴だ。舞台となるロンドンの街を歩くNPCには、タクシードライバー、弁護士、スパイなどの固有の外見およびバックボーンが設定されており、そのすべてがプレイアブルキャラクターとなっている。本作には固有の主人公は存在しない。プレイヤーは好みのNPCを仲間にして独自のチームを作り、戦いに身を投じていくのだ。

昨年の7月に配信されたストーリー拡張DLC「ブラッドライン」では、前作の主人公でお馴染みのエイデン・ピアースと、『ウォッチドッグス2』の主要キャラクターであるレンチが再登場。人気キャラクターたちの共演とその関係性が語られた(関連記事)。さらに『アサシンクリード』シリーズとのクロスオーバーにて、新規女性キャラクターなども登場している。また新モードとして、ゾンビが大量発生したロンドンから脱出を目指すPvE型式のサバイバルモード「レギオン・オブ・ザ・デッド」が追加(関連記事)。同作の世界観をがらりと変え、既存システムの拡張と刷新がなされていた。


今回の発表によると、同作は昨年9月に実施されたアップデート 5.6をもってアップデートサポートを終了していたという。今後新しいコンテンツやアップデートは登場しない。ただしオンラインサービスそのものは継続される。オンラインコンテンツにおいては、1月22日に終了したシーズン4に続けて、現在シーズン5が配信中。サポート終了後もシーズン報酬は問題なく提供される。シーズン5以降は、シーズン3からシーズン5がサイクル的に開催。そのためプレイヤーは、過去シーズンの報酬を取り逃した場合でもシーズン再展開をもって獲得できるだろう。

本作は2020年10月に発売以降、これまで継続的なアップデートやイベントの実施が続けられてきた。今回の発表をもって一区切りとなるだろう。発表に際して、開発者はれまで提供してきたコンテンツを振り返りながら、「皆様からの本作に対する好意的な反応を見るのが楽しみだった」とコメント。また同作のファンアートやコスプレ、ファンによるプレイ動画など、さまざまなコンテンツを作成してくれたファンに対して、感謝と喜びの気持を述べている。やや特殊なタイミングでサポート終了が告知されたことを考えると、シーズン6については検討されていた可能性もありそうだ。いずれにせよ、『ウォッチドッグスレギオン』はひとまずその展開を終えたことになる。