『森久城物語』Nintendo Switch/Steam向けに2月10日配信へ。戦国時代で武将と『Slay the Spire』するデッキ構築ゲーム
中国のパブリッシャーThermite Gamesは1月22日、『森久城物語』を2月10日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。ゲーム内は日本語表示に対応する。価格はSteam版が1520円で、Nintendo Switch版が1450円。
『森久城物語』は、デッキ構築型ゲームだ。舞台となるのは日本・戦国時代。時は三代将軍、徳川家光の世。架空の藩である岩川藩の森久城だ。鎖国の時代を告げる寛永令発布の後に、盛久城に送られた使者が消息を断った。また、森久城の城主である岩川信久が、謀反をはかり森久城を閉鎖したとの噂も流れた。主人公は大目付である柳生宗矩に命じられ、幕府の密偵として盛久城に潜入を図る。
ゲームシステムとしては、向かい合う形で敵と対峙し、カードを選択し戦う形式。ターンごとに割り当てられたエナジーを消費し攻撃や防御などのカードを選んで戦う。プレイヤーは4つの職を選択可能。陰陽師は式神を使役し戦いをサポート。武士は一撃必殺のメカニズムを持つ攻撃的タイプ。僧侶は攻守を司る「禅定」と「真言」なる独自のメカニズムをもっており、忍者であれば「苦無」や「手裏剣」を駆使する。職業によって異なるカードが用意され、組んでいくビルドも変わってくる。ゲームシステムもデザインも、人気デッキ構築ゲーム『Slay the Spire』にかなり似ているといえる。
本作独自要素としては、天賦なるスキルシステムが存在し、スキルツリーからスキルを取得できる。また武田信玄や松永久秀など実在していた武将などの英霊を呼び出すことで、一時的な自キャラ強化が可能。カードは、戦闘中以外はいつでも商人から購入可能である。プレイヤーを助ける要素が多いことは、同作のひとつの特徴といえる。
Steamでは体験版が配信されており、ゲームプレイが確認できる。UIや構図も含めて『Slay the Spire』にそっくりなのは気になるところだろう。本作ならではの個性がどこまで存在するのか、体験版を遊んで確かめてみるとよさそうである。
『森久城物語』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに、2月10日配信予定だ。