『Dead by Daylight』開発チームQ&AをTwitchで配信。「恵み:癒しの輪」効果の変更や殺人鬼の使用率ランキングなど明らかに
Behaviour Interactiveは、現地時間1月21日に『Dead by Daylight』の開発チームQ&AをTwitchで配信した。「恵み:癒しの輪」効果の変更や、すでに発表されていたグレードリセット報酬の引き上げについて案内したあと、事前に募集されたプレイヤーからの50を超える質問に答え、盛りだくさんな内容となった。
『Dead by Daylight』は、殺人鬼1人と生存者4人に分かれて対戦する非対称マルチプレイ対戦ホラーゲーム。今年3月には「リング」とのコラボチャプターの配信が予定(関連記事)されており、発売から5年以上経った今も話題に事欠かない。今回は開発チームのコミュニティーマネージャーPeanits氏をはじめとする3名がリモートで配信に参加した。内容を以下に紹介する。
まず、生存者のパークの一つ、「恵み:癒しの輪」効果について。パークの戦績や使われ方を考慮し、次回アップデートからの調整をおこなう。開発者によると「恵み:癒しの輪」の効果が「突出して悪さをしているよう」だったため、治療速度ボーナスの最大を100%から75%に変更するとのこと。また、恵みシステム自体には当面手を加える予定がないと述べた。
グレードリセットの報酬引き上げについては、すでに案内のあったとおり、次回2月13日のリセットから実施される。殺人鬼と生存者は別にカウントされるため、最大200万BPを受け取ることが可能だ。また、開発チームは質問コーナーで『Dead by Daylight』をコンプリートする労力についても言及。新チャプターが出るたびにキャラクターやパークが増えて多くのBPが必要となるため、リセットの報酬引き上げとは別に、この労力を劇的に改善する仕組みを現在開発しているそうだ。
Nintendo Switchのクロスプログレッション機能実装についての質問には、「どうすることもできない部分の技術的制約により、DLCをプラットフォーム間で移行するのが不可能である状況が続いている」と回答。Nintendo Switchだけでなくほかの家庭用ゲーム機のクロスプログレッション対応についても実現したい気持ちがあるとのことだが、開発元だけではどうしようもない問題があるようだ。進展があればあらためてお知らせするとのこと。
さらに、殺人鬼の使用率などのデータも公開。昨年12月からのひと月分のデータではあるが、殺人鬼の使用率としてはハントレスが1位。一方、ツインズの使用率は1.15%とかなり少ないが、高レベル帯では化け物じみた強さになるとのこと。全プレイヤーの中でもっとも殺傷率が高い人達の一部はツインズを使っていると述べた。
また、「フェリックスが残りの服を脱ぐのはいつですか?」という質問に、プロダクトマネージャーのJustin氏が、「新しいスキンが出るたびに少しずつ、少しずつ脱いでいくでしょう」と答える一面も。続けて「ただ噂によると、フェリックスは気温が低すぎると逆に着込むらしいですよ」と付け加えた。フェリックスは寒がりのようだ。
ほかにもデッド・ハードの変更や、パークを装備する際のフローの見直し、欠員補充の問題などについても検討中とのこと。また、開発チームはソロ生存者と生存者パーティの差を埋めることにまずは専念し、その後殺人鬼のゲームバランス調整を検討したいという考えのようだ。先日発表のあったソロ生存者のプレイ体験改善(関連記事)もその方針の一部だろう。
配信は英語でおこなわれたが、日本語への翻訳記事がすでにフォーラムにアップされている。かなり読み応えのある内容となっているため、詳細はこちらを確認されたい。
『Dead by Daylight』はPS4/PS5/Nintendo Switch/PC向けに配信中。1月26日~2月9日は旧正月のイベント「潜む縞模様」が開催される予定だ。プレイ体験向上のための、今後のさまざまなアップデートについても期待したい。