人狼サバイバルゲーム『Dread Hunger』1月26日正式リリースへ。極寒の地を舞台に疑心暗鬼に満ちた生き残りを目指せ

ゲーム開発会社Dread Hunger Teamは1月20日、現在Steamにて早期アクセス配信中の『Dread Hunger』を、1月26日に正式リリースすると発表した。『Dread Hunger』はプレイヤー同士の協力と裏切りがテーマの人狼風サバイバルゲームだ。

ゲーム開発会社Dread Hunger Teamは1月20日、現在Steamにて早期アクセス配信中のサバイバル人狼ゲーム『Dread Hunger』を、1月26日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお本作は日本語インターフェイスに対応している。
 


『Dread Hunger』はプレイヤー同士の協力と裏切りがテーマの人狼風サバイバルゲームだ。舞台は19世紀の北極。極寒の地でプレイヤーは北極探検隊として派遣された他プレイヤーと共に、互いに協力しながら生き残りを目指すことになる。ただし、計8人の北極探検隊のうち2人に裏切者がまぎれこんでいるようだ。裏切者は悪魔を崇拝する人食い人種であり、探検家の中で息をひそめ、なにも知らないプレイヤーを殺害する機会をうかがっている。また本作には昼夜のサイクルが存在し、いつ何をおこなうか計画を立てる必要がある。北極が舞台なだけに、突如ホワイトアウトに見舞われることもあるかもしれない。厳しい状況の中で、プレイヤーは生き残りをかけたサバイバルに身を投じていく。

生存を目指すプレイヤーが担うのは、探索船を動かす原動力となる石炭を見つけ航海を続けること。燃料の発掘はもちろん、極寒の厳しい状況の中で生き残るためには、さまざまな作業が必要となってくる。暖を取るために焚火をおこしたり、空腹をしのぐため狼のような危険な野生動物を撃退し食料を得たりするのだ。ただし、常に食料が簡単に見つかるわけではない。プレイヤーは空腹をしのぐため、ときには死んだ仲間の肉を剥ぎ取り口にせざるを得ない状況に追い込まれる場合もあるのだ。また探検家の中に潜む裏切り者にも常に注意を向ける必要がある。いつ裏切り者に背後を取られるか分からない状況で、生存プレイヤーは環境にも裏切り者にも常に気を配らなければならない。
 

 
対して裏切り者が担うのは、他の探検隊を殺害すること。裏切者プレイヤーには、特殊能力としてさまざまな効果をもつ黒魔術が付与されている。魔術を使用することで効率的に生存プレイヤーを追い込むことが可能だ。たとえば他探検家を間接的に殺害するため凶暴な野生動物をおびき寄せたり、自身の血液を代償にして人食い人種を召喚し、生存プレイヤーに攻撃をしかけたりできる。ただし、裏切り者であることを生存プレイヤーには決して気付かれてはいけない。裏切り者プレイヤーは生存プレイヤーに怪しまれないよう、時には大胆に、時には巧妙なやり方で他探検家を殺害する必要がある。

本作は2021年4月に早期アクセス配信を開始したのち、計5回の継続的なアップデートを重ねてきた。作風としては『Among Us』のような人狼ゲームに『The Forest』のようなサバイバル要素を追加した内容だ。また本作の年代や題材からするに、「1845年におこなわれたイギリスの北極海探検航海にて計129人の隊員が失踪した」という実際の事件「フランクリン遠征」をベースに制作していることがうかがえる。また執筆時点でのSteamユーザーレビューによれば、『Dread Hunger』は「非常に好評」との反響を獲得。正式リリース後のスタートダッシュに期待がかかる。

『Dread Hunger』はPC(Steam)向けに、1月26日にリリース予定。

Yu Naganeo
Yu Naganeo

野生のグラフィックデザイナー。ゲームをプレイすることを「ゲームを食べる」と言う。

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