チェルノブイリ・サバイバルFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』12月8日に発売延期。ファンの期待に応えるため、7か月延ばして磨き上げる

GSC Game Worldは1月13日、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』を、12月8日に発売延期すると発表した。これまで4月28日発売予定とされていたため、7か月あまりの延期となる。

デベロッパーのGSC Game Worldは1月13日、サバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』を、12月8日に発売延期すると発表した。これまで4月28日発売予定とされていたため、7か月あまりの延期となる。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』は、原発事故が発生したチェルノブイリを舞台にするサバイバル・ホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。本作の世界のチェルノブイリでは、2006年に2回目の爆発事故が起こり、その結果ゾーンと呼ばれるエリアが発生。凶暴なミュータントや恐ろしいアノーマリーなどが存在する一方で、計り知れない価値をもつアーティファクトが秘められているとされ、ストーカーと呼ばれる者たちはリスクを承知でゾーンを訪れる。

本作にてプレイヤーは、64平方kmの広さがあるオープンワールドの放射能汚染地帯を探索。さまざまな派閥のメンバーと出会い、仲間にしたり敵対したりしながら物語を進めていく。ゾーンには、行動の予測がしにくいミュータントも潜んでおり、特に群れをなすミュータントの隠れ家がある地域は非常に危険である。武器には30種類以上が用意され、改造により何百通りもの組み合わせを作り出すことができる。

NPCのAIが環境や状況の変化に対応する行動をみせるA-Lifeと呼ばれるシステムは、バージョン2.0へと進化。プレイヤーがその場にいるかどうかに関わらず、いくつものイベントや出会いが絶え間なく発生し、真に生きた世界として表現されるという。またサバイバル要素としては、飢え・睡眠・出血・被曝効果などのメカニクスを用意。昼夜のサイクルや天候変化の要素も存在する。

開発元GSC Game Worldは今回発表した7か月間の発売延期について、本作に向けて掲げたビジョンを達成し、またファンの期待に応えるうえでは必要なことだったと述べる。さらに、本作は同スタジオにとって過去最大のプロジェクトであり、そうした作品のためには、全体を通してのテストや磨き上げ作業など、必要な作業を納得できるまでおこなうべきだとした。そして、発売延期は難しい判断ではあったが、期待に添える作品を届けるべくベストを尽くすとして、ファンに理解を求めている。

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox Series X|S向けに12月8日発売予定。Xbox Game Pass向けにも提供される。開発元は、本作の続報は今後も届けていくとしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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