廃高層都市サバイバル『Forever Skies』発表。廃墟ビル探索でたどる、地球が終わった理由

Far From Homeは1月12日、『Forever Skies』を正式発表した。対応プラットフォームはPCおよび次世代コンソール。『Forever Skies』は、一人称視点サバイバルアクションゲームだ。舞台となるのは、環境災害によって廃墟と化した地球。

ポーランドのゲームスタジオFar From Homeは1月12日、『Forever Skies』を正式発表した。対応プラットフォームはPCおよび次世代コンソール。まずは2022年内にSteamにて早期アクセス配信を開始する予定だという。

『Forever Skies』は、一人称視点サバイバルアクションゲームだ。舞台となるのは、環境災害によって廃墟と化した地球。地上は有毒な塵が蔓延しており、そうした害から逃れるために人々は高層ビルを建設している。しかし、ビルが立ち並ぶ都市も廃れてしまった。プレイヤーは数百年ぶりに地球に戻ってきた人類のひとり。廃墟都市に降り立ち、探索しながら地球や都市にあった異変を探っていくことになる。


廃墟では体力や空腹度に気を配りつつ、資源や遺物を収集していく。プレイヤーは、宇宙から地球に戻ってきた人間ということで、高度なテクノロジーを携えている。そうした技術を活用しながら廃墟を探索するわけだ。足となるのは、飛行船だ。この飛行船は拠点であり、研究所であり、移動手段である。この飛行船を用いて廃墟へと移動したり、休んだりする。集めた資源は船体強化などにも使用可能。

資源や遺物の収集にも、テクノロジーは使用できる。スキャンによる分析のほか、リバースエンジニアリングによって前時代のテクノロジーも採取可能。アイテム収集だけでなく抽出もまた鍵を握るだろう。新たなテクノロジーによって探索の幅が広がっていく。また時には、病を治療する病原体を見つけるために、下にある塵の世界に潜っていくこともあるという。埋め尽くす塵の世界。遺された謎のメッセージ。文明が残る高層ビル廃墟。いったい地球に何が起こったのか、その目で確認するのだ。


Far From Homeは、ポーランドのワルシャワに拠点を置くスタジオ。2020年に設立され、スタッフはそれぞれゲーム開発経験のあるクリエイターだという。スタジオ設立者であるAndrzej Blumenfeld氏は、『Dying Light』にてリードプログラマーを務めた人物。スタジオは主に『Dying Light』シリーズや『Divinity Original Sin』シリーズなどに携わったスタッフなどがいるようだ。

本作はSteamにてまず早期アクセス配信される予定。長く没入して遊べるゲームにすべく、フィードバックを経て完成度を高めたいそうだ。早期アクセス配信時点では、サバイバルのループの一部や、廃墟探索といった要素が実装されているという。30時間以上は遊べるとの見込み。早期アクセス配信時点では未実装なものの、将来的には最大4人でのCo-opなども実装される予定とのこと。次世代コンソール版は、早期アクセス配信後に発売されるそうだ。


本作は、AA+規模ゲームプロジェクトとしてスタートされ、「Project Oxygen」として開発が進められてきた。そしてこのたび正式発表に至ったわけだ。高層都市をテーマに、サバイバルとストーリー性の両立を目指すなど、野心も見せている。どのように仕上がっていくのか、今後が楽しみである。

『Forever Skies』は2022年内にPC(Steam)にて早期アクセス配信予定。次世代コンソール機にもリリース予定である。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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