プログラミングパズル『Alan’s Automaton Workshop-アランの自動機工房』Steamにて1月20日配信へ。お客の要望に合わせ、自動機械の動作を設計

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デベロッパーのLaputa Labsは昨年12月28日、プログラミング・パズルゲーム『Alan’s Automaton Workshop-アランの自動機工房』を、1月20日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Alan’s Automaton Workshop-アランの自動機工房』は、スチームパンクの世界観をもつパズルゲームだ。第二次世界大戦前の時代のパラレルワールドを舞台に、プレイヤーは新米エンジニアのジョンとなり、自動機械工房を開いたアラン・チューリングのもとで働くことになる。ちなみに、アラン・チューリングはイギリスの数学者で、コンピュータの原型に相当するチューリングマシンを開発したことで知られる人物。本作には、こうした歴史上の人物がほかにも登場するという。

本作にてプレイヤーは、工房のお客からの要望に応えるかたちで、さまざまな自動機械を手がけていく。自動機械は、基本的な構造は完成した状態にあるため、各パーツをどのように動作させるのかをプログラムして、完成させるのだ。ミッションは40種類以上収録され、段階的に高度になっていくとのこと。


ゲーム画面では、上部に自動機械の様子が表示され、下部のフィールドにてプログラムすることができる。なおプログラミングの知識は必要ない。どのパーツに対して、どのようなアクションをさせるのかといった命令を指定できるノードを作成・配置し、そうしたノード同士を矢印で接続。再生ボタンを押すと、そのプログラムと順序どおりに自動機械が作動する。

画面左上には自動機械に求める機能が示されているため、それを達成できるようにプログラムを組んでいくのだ。どのようにして機能させるのかはプレイヤーのプログラム次第であり、正解はひとつではない。完成したあとには、より少ない命令でより速く実行させるように、プログラムを最適化していく楽しみもある。


開発元によると、プレイヤーのプログラムによって、自動機械の細かいパーツに至るまでが実際に作動する点もこだわった要素のようだ。また、主人公のジョンや雇い主のアラン、そして顧客などとの会話シーンも豊富に用意されている模様。本作では、メインストーリーに沿って挑戦するミッションのほかに、街の図書館に行くと不定期に更新されるミッションを請け負えるという。このほか、独自のパズルを作成できるレベルエディタやサンドボックスモードも収録される。

本作を手がけるLaputa Labsは、台湾に拠点を置くインディースタジオで、本作がデビュー作になるそうだ。また本作は、台湾最大級のゲームメディア巴哈姆特(バハムート)主催のACG Award 2020にて銅賞を受賞。精巧なパズルコンテンツのみならず、アート面も評価されたとのこと。

『Alan’s Automaton Workshop-アランの自動機工房』は、PC(Steam)向けに1月20日配信予定だ。なおSteamにて配信中の体験版はまもなく配信終了するとのこと。興味のある方は、いまのうちにダウンロードしておこう。

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