成人向けダークファンタジーノベル『-HAPPY SAIN† SHEOL- ハッピーセイント・シェオル』体験版配布。神殿での不浄な仕事と天使の夢
国内サークル「半径122pxの冥土、精肉城砦」は1月1日、テキストアドベンチャー『-HAPPY SAIN† SHEOL- ハッピーセイント・シェオル』の体験版を無料配布開始した。製品版は2022年内に発売予定。ただし本作はグロテスク/性的な表現を含み、18歳未満の購入が禁止されている。
『-HAPPY SAIN† SHEOL- ハッピーセイント・シェオル』は、“ごく普通の女の子達”を描いたテキストアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となる土地は2000年前、生きるものすべてを腐らせる大災害「禍」に侵食され荒廃していた。そうしたなか、生きようとする人々によって神殿「セイント・シェオル」が建設。主人公は血縁によって州都へ上京し、セイント・シェオルの研修司祭として働くことになる。
憧れの州都に心躍らせる主人公だが、現実は過酷だった。神殿で配備された不浄な仕事に、周囲から向けられる好奇心と嘲笑の目。冷ややかな先輩司祭たちに翻弄され、主人公は不慣れな土地での生活を強いられる。一方でそうしたなかでも、気弱な見習い仲間の女の子マヤや、高潔な魔導部のエリートアルネ、医務室の優しいグレーテ先生といった人々と交流を進める。そして困難な日々をおくる主人公は、あるとき夢のなかで天使に出会う。
本作は可愛らしい絵柄の立ち絵や、キュートな作風のオープニングムービーなどが目を引く。しかしディストピア的な世界観で描かれる物語はかなり殺伐としており、人間関係も決してクリーンなものばかりではない。不穏な空気が漂う神殿の最深部では、恐怖、驚異、愛着そして情欲など、この世でもっとも暗い闇が描かれるという。公称プレイ時間は12時間程度。なお冒頭に記載したとおり、本作には露骨な暴力、犯罪、流血、グロテスク表現のほか、性的描写も含まれている。
本作を開発したサークル「半径122pxの冥土、精肉城砦」は、国内のクリエイター2名からなる創作ユニット。企画・構成・イラストを担当するRaV²氏および、構成・シナリオを担当する花見氏が主導して制作を進めている。ほか、『-HAPPY SAIN† SHEOL- ハッピーセイント・シェオル』の音楽・サウンドには作曲家のプリュ氏が参加している。
『-HAPPY SAIN† SHEOL- ハッピーセイント・シェオル』は現在、BOOTHにて無料体験版を配布中。製品版の発売は2022年内の予定だ。ただし、18歳未満の購入は禁止されている。