Steamの「2021年の年間ベスト」が公開。 売上上位の新作や早期アクセス卒業タイトル、プレイヤー数上位タイトルなどがリストアップ

Valveは12月28日、Steamにおける「2021年の年間ベスト」を振り返る特設ページを公開した。今年、売上が上位だったゲームや多くプレイされたゲーム、人気だった新作などが、カテゴリごとにまとめられている。

Valveは12月28日、Steamにおける「2021年の年間ベスト」を振り返る特設ページを公開した。今年、売上が上位だったゲームや多くプレイされたゲーム、人気だった新作などが、カテゴリごとにまとめられている。
 

 
まずは「売上上位」について。2021年1月1日から12月15日までの期間中に、Steamにてもっとも収益をあげた100タイトルがリストアップされている。なお、収益にはゲーム本体の売上のほか、ゲーム内取引やDLCの売上も参考にされているとのこと。タイトルごとの具体的な順位は伏せられているものの、上からプラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズの4段階にグループ分けされており、大まかなイメージはつかめるようになっている。

プラチナには、まず常連組として『Dota 2』や『CS:GO』『GTAV』『PUBG』『レインボーシックス シージ』『Destiny 2』がランクイン。今年発売の新作としては、『New World』『NARAKA: BLADEPOINT』『Valheim』そして『Battlefield 2042』が入っている。ゴールドには、The Game AwardsにてGotYを獲得した『It Takes Two』や、『Back 4 Blood』『Forza Horizon 5』『FIFA 22』といった新作が含まれている。シルバー以下でも、根強い人気作のなかに今年の新作が食い込んでいる印象だ。

「人気の新作」では、そうした新作の売上トップ25位をプラチナ・ゴールドにグループ分け。上に挙げた以外では、『バイオハザード ヴィレッジ』や『Halo Infinite』『OUTRIDERS』『Age of Empires IV』などがプラチナに輝いている。ランクインした新作タイトルは、昨年に引き続き秋に発売されていることが多いそうだ。このほか、各月毎の売上トップ20位も公開されている。
 

 
「最もプレイされたゲーム」では、同じく2021年1月1日から12月15日までの期間中にプレイヤー数が多かったタイトルが、4つのピークプレイヤー数のグループに分けてまとめられている。なお、無料配布や週末フリープレイなどのイベントによる、一時的な急増は除外されている。

ピークプレイヤー数20万人以上のグループには、売上上位のプラチナ常連タイトルのほか、『Apex Legends』や『サイバーパンク2077』『Rust』などがランクイン。10万人以上になると、『Among Us』や『ARK: Survival Evolved』『ロケットリーグ』『Dead by Daylight』などが入ってくる。PC壁紙ツール『Wallpaper Engine』もここに含まれている。

このほか6万人以下のグループでは、『テイルズ オブ アライズ』や『Cookie Clicker』『Phasmophobia』『Splitgate』『Sea of Thieves』『モンスターハンターストーリーズ2』『Satisfactory』『HADES』『Loop Hero』『GUILTY GEAR -STRIVE-』などが確認できる。
 

 
「トップ早期アクセス卒業ゲーム」は、今年早期アクセスを終えて正式リリースされたタイトルのなかでの売上上位タイトルだ。プラチナ・ゴールド・シルバーの3段階にグループ分けされており、プラチナには『GTFO』『Skul: The Hero Slayer』『Chernobylite』『Subnautica: Below Zero』『Totally Accurate Battle Simulator』『Medieval Dynasty』などがランクインしている。

「売上上位VRゲーム」では、VR専用タイトルの売上上位100タイトルがリストアップ。あくまで対象は“VR専用”のタイトルである。今年は500本以上がリリースされたという。プラチナには定番タイトルが多く並ぶが、ゴールドには『Cooking Simulator VR』や『SURV1V3』『After the Fall』といった新作が並んでいる。
 

 
最後のカテゴリは「トップコントローラゲーム」だ。ゲームパッドのほか、フライトスティックやダンスパッドなどのデバイスを使用した、ユニークプレイヤーの最大数に基づいてランキングされている。Valveによると、もともとスポーツゲームではコントローラーの使用が一般的で、今年は特にサッカーゲームでの使用が顕著だったという。

そのとおりプラチナには『FIFA 22』や『FIFA 21』、そして『eFootball 2022』がランクイン。『eFootball 2022』はプレイヤーから不評が殺到し話題となったが、『ウイイレ』の後継作であり基本プレイ無料ということもあって、ローンチ直後には多くのプレイヤーを集めた。ちなみに、当時はユーザーレビューにてSteam全体での最低評価をつけたが、現在は『三国杀』が取って代わり、ワースト2位に浮上している。サッカーゲームのほかには、コンソールでも人気のタイトルがランクインしている状況だ。
 

 
Steamの「2021年の年間ベスト」の詳細は特設ページをチェックしてほしい。また、Steamでは2022年1月5日までウィンターセールが実施されているため、購入タイトルを選ぶ参考にするのも良いだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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