ディライトワークスの後継新会社の名前は「ラセングル」に。『Fate/Grand Order』運営・開発の強化も表明


ディライトワークスは12月28日、株式会社ラセングルを設立したと発表した。ディライトワークスのすべてのゲーム事業を引き継いだのち、来春を目処にアニプレックス傘下入りするという。代表取締役には、小野義徳氏が着任するそうだ。

アニプレックスは12月15日、ディライトワークスのゲーム事業を会社分割により承継した新会社(名称は後日発表予定)の全株式を取得する株式譲渡契約をディライトワークスと締結したことを明かしていた。この新会社というのが、ラセングルになるわけだ。つまり、ラセングルは、ディライトワークスの事実上の後継会社である。

すべてのゲーム事業と、ゲームに関わるスタッフが、ディライトワークスからラセングルに移る。『Fate/Grand Order』の運営や開発も、ラセングルが引き継ぐわけだ。代表取締役は小野義徳氏と変わらない。一方で、ディライトワークスで取締役会長を務めていた庄司顕仁氏の去就については明かされていない。

今回の動きを経て、『Fate/Grand Order』製作委員会は、アニプレックス、有限会社ノーツ(TYPE-MOON)およびラセングルという体制となるようだ。新会社の設立にあたってディライトワークスは、『Fate/Grand Order』のユーザーの期待を超えることを目指し、さらなる開発・運営の強化を図っていくとしている。アニプレックス傘下入りを果たす来春にはまた新たな動きが見られそうだ。新たな会社として再始動するラセングルの今後に注目が集まる。