『ドラゴンクエストX オフライン』2022年夏へ発売延期。ゲームのボリュームが大きくもっと準備が必要

 

スクウェア・エニックスは12月27日、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』の発売日を延期すると発表した。2022年2月26日リリース予定だったが、2022年夏へと延期する。あわせて、プロモーション映像も公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=nRqgNM1KEMw

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は、RPGである。オンライン専用ゲームである『ドラゴンクエストX オンライン』をベースとしつつ、インターネット接続を必要とせず楽しめるスタンドアロン作品だ。対応プラットフォームは、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)。Steamストアページによると、開発にはスクウェア・エニックスのほか、『スーパーロボット大戦』シリーズなどを手がけてきた、バンナム傘下のB.B.STUDIOが携わっているようだ。

内容としては、オンライン版でのバージョン1にあたる「目覚めし五つの種族」がメインコンテンツとなり、一部ストーリーも変更されている。グラフィック面では、「DDロトスコープレンダリング」という新たな技法によって、オンライン版とは異なるビジュアルを導入。キャラクターはデフォルメの効いたドット絵のように表現され、またマップについても、オンライン版のものをベースに、メリハリを効かせながらスケールを合わせているという。


スクウェア・エニックスは今年10月、同作を2022年2月26日に発売するとアナウンスしていた。しかし発売日発表から約3か月後となる12月27日に、発売の延期が発表された。あわせて、超大型拡張ダウンロードコンテンツ『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』の配信も2022年春から2022年秋へとずれこむかたち。

本作のプロデューサーである白石琢磨氏は、クオリティアップのために延期を決断したと説明。本作はプレイボリュームが大きく、ゲームを万全な状態で発売するためには、さらなる時間が必要だと判断したそうだ。たしかにゲームの内容が多いと、その分デバッグなどクオリティチェック面の規模が大きくなる。『ドラゴンクエスト』シリーズのナンバリングということで、クオリティ面では妥協できないことだろう。具体的な発売日については、改めて発表されるとのことだ。

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は、2022年夏にPS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売予定だ。




※ The English version of this article is available here