ホットウィールのレースゲーム『Hot Wheels Unleashed』全世界累計販売数100万本突破。高評価を獲得し、約3か月で大台達成


パブリッシャーのKoch Mediaは12月23日、レーシングゲーム『Hot Wheels Unleashed』の、全世界でのパッケージ・ダウンロード版を合わせた累計販売数が100万本を突破したと発表した。本作は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/ Xbox Series X|Sにて今年9月30日に発売。それから約3か月での大台達成となった。

『Hot Wheels Unleashed』は、米国の大手玩具メーカーMattelが1968年から販売しているダイキャストカー「Hot Wheels(ホットウィール)」をもとにした新作レーシングゲームだ。開発は、『Ride』『MotoGP』シリーズなどで知られるイタリアのデベロッパーMilestoneが担当。今回の約3か月での100万本達成は、同スタジオが手がけてきたタイトルのなかで最速の記録だという。

本作には、リアルな質感とディテールで再現されたHot Wheelsのダイキャストカーが多数収録。ダイナミックなレイアウトのトラックにて、ドリフトやブースト、ジャンプなどを駆使したレースを楽しめる。ゲームプレイを通じては、プレミアムカーや特別なアイテムがアンロック。マルチプレイにも対応し、分割画面でのローカル2人対戦のほか、最大12人でのオンライン対戦もサポートしている。

また、集めたアイテムや家具を使って部屋をカスタマイズし、そのなかにオリジナルのトラックを組み立てられるモードも用意。Hot Wheelsでおなじみのオレンジ色のトラックピースを曲げたり伸ばしたりし、さらにスペシャルブースターやループ、障害など、特別なインタラクティブ要素を組み合わせていくのだ。作成したトラックは、ほかのプレイヤーと共有することもできる。


本作は、レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアにて、PC版が78、PS5版が75となるなど好評を得ている。また、Steamのユーザーレビューでは、現在83%が好評とする「非常に好評」を獲得。メディアレビューでは、精巧に再現されたHot Wheelsのダイキャストカーやその収集要素、またカジュアルに楽しめるゲームプレイなどが評価されたようだ。

Hot Wheelsのゲームはこれまでにも多数リリースされてきたが、上述のメタスコアベースでは本作がもっとも評価が高い。メディアレビューのなかには、Hot Wheelsのファンと、アーケードライクなレースゲームのファンの、両方にアピールする作品だという意見もみられる。そのふたつの要素を高いクオリティで融合させることに成功したことで、今回の100万本達成に繋がったのかもしれない。

なお本作では、発売後もさまざまなテーマのDLCが配信されている。たとえば「バットマン」や「TMNT」「バービー」、あるいは『ストリートファイター』の「ブランカ」や「ベガ」といったテーマのものまである。Mattelのデジタルゲーミング部門責任者Andrew Chan氏によると、2022年も新たな追加コンテンツを提供していく予定だそうだ。また、より多くのファンに本作を届けていきたいとの抱負も述べている。

『Hot Wheels Unleashed』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/ Xbox Series X|S向けに販売中だ。