狙撃特化TPS『Sniper Elite 5』PS4/PS5版国内発表。1944年のフランスを舞台にナチスに立ち向かう、「X線キルカメラ」はさらに進化

Game Source Entertainmentは12月22日、『Sniper Elite 5』のPlayStation 4/PlayStation 5版を、2022年に国内発売すると発表した。『Sniper Elite 5』は、狙撃兵を主人公とするTPSだ。

パブリッシャーのGame Source Entertainmentは12月22日、『Sniper Elite 5』のPlayStation 4/PlayStation 5版を、2022年に国内発売すると発表した。本作は、Rebellionが手がけるTPS『Sniper Elite』シリーズの最新作。海外向けには、ほかにPC/Xbox One/Xbox Series X|S版も開発中と発表されている。

『Sniper Elite 5』は、狙撃兵を主人公とするTPSだ。第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦が目前に迫った、1944年のフランスが舞台となる。米国レンジャー部隊に所属する狙撃兵カール・フェアバーンは、ブルターニュ沿岸の“大西洋の壁”を弱体化させるための極秘作戦の一環として、フランスのレジスタンスと接触。そして、ナチスの極秘プロジェクト「クラーケン作戦」の存在を知ることとなる。それは連合国のヨーロッパ侵攻の前に戦争を終結させようとする内容であり、カールはナチスの高官を倒し、作戦を完全に終わらせることを目指す。

シリーズの前々作では北アフリカを、前作ではイタリアを舞台としていたが、本作ではまた新たなロケーションとなる。開発においてはフォトグラメトリ技術を使用し、実際に現地をキャプチャして再現しているという。マップはシリーズ最大規模を誇り、複数の潜入・脱出ポイントやキルリストターゲットを用意。また、ジップラインを使ったり、斜面を滑り降りたりなどの新トラバーサルシステムによって、ターゲットを倒すための選択肢も広がっているとのこと。


高度な武器カスタマイズも本作の特徴のひとつ。ライフル・セカンダリウェポン・ピストルなど、すべての武器を対象に、スコープやストック、バレル、マガジンなど武器のほぼすべての面を、ワークベンチにてカスタマイズ・アップグレード可能だ。徹甲弾や非殺傷弾などの弾薬選択も可能で、ミッションやプレイスタイルに合わせて調整できる。

狙撃時には、重力・風・心拍数などを考慮しながら狙いを定める必要がある。そして本シリーズのトレードマークともいえる、狙撃した敵の身体の内部を映し出す「X線キルカメラ」はさらに強化される。通り抜ける弾丸が骨に当たると、思いがけない方向へと弾が逸れ、各ショットごとの真の破壊力を見せてくれるとのこと。また、SMGやピストルでもキルカメラが作動するようになるそうだ。


本作はマルチプレイにも対応する。キャンペーンモードの協力プレイでは、弾薬やアイテムを共有したり、お互いを回復させたり、指示を送ったりといったアクションが可能だ。キャンペーンモード向けには「侵入PvPモード」も用意され、こちらでは枢軸軍のスナイパーとして、ほかのプレイヤーのキャンペーンに侵入。追いつ追われつ、命がけの戦いをおこなうこととなる。支援を要請し、2人目のスナイパーを投入することもできるという。

ほかにも、最大16人対戦のマルチプレイモードも用意。キャラクターや装備をカスタマイズして戦い、XP・メダル・リボンを獲得していく。また、最大3人チームを組み、ウェーブ制で敵と戦うサバイバルモードも楽しめる。


『Sniper Elite 5』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、2022年発売予定。Xbox Game Pass向けにも提供される。

そしてPS4/PS5版については、Game Source Entertainmentから国内発売予定。なおSteamのストアページによると、少なくともPC版も日本語に対応するようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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