目の錯覚を利用したパズルゲーム『Superliminal』PC版に協力プレイモード登場。最大4人で協力し、視覚トリックを駆使して進め

Pillow Castleは12月18日、パズルゲーム『Superliminal』のPC版向けにアップデートを配信。本作のマルチプレイモードに、協力プレイモードなどを追加した。

デベロッパーのPillow Castleは12月18日、パズルゲーム『Superliminal』のPC版向けにアップデートを配信。本作のマルチプレイモードに、協力プレイモードなどを追加した。

本作は、不思議な夢の世界から抜け出すことを目指す、一人称視点のパズルゲームだ。強制遠近法と錯視を用いたパズル要素が特徴で、たとえば小さな箱を持ち上げた場合、自分の近くにあれば大きく、遠くにあれば小さく見える。本作では、その見えたままの大きさにオブジェクトを大きくも小さくもでき、これを駆使してステージを進んでいく。目の錯覚を使ったトリックは、ほかにもさまざま用意されている。

こうしたゲームプレイは、一人称視点のシングルプレイならではの体験かと思われたが、今年11月にまさかのマルチプレイモードが導入。最大12人でのバトルロイヤルモードとなっており、チェスの駒で表現された各プレイヤーが一斉に、ランダム生成されたステージの出口を探して競争する。もちろん、視覚トリックも利用できる。今回のアップデートでは、Ballpit・Revolve・TowerClimb・Escher・ClimbProMaxという5つのステージ環境や、キャラクターが透明化するパワーアップアイテムなどがバトルロイヤルモードに追加されている。

そしてマルチプレイの新ゲームモードとして、協力プレイモードも追加。フレンドを誘い、本編を最大4人で一緒にプレイできる。こちらは対戦ではなく、パズル攻略が中心となる。いかに協力して進めていくのかや、視覚トリックを使い攻略する様子が、第三者の視点からどのように見えるのか興味深い。

マルチプレイモード向けには、プレイヤーキャラクターであるチェスの駒を着飾れるコスメアイテムに、ホリデーシーズンをテーマにしたものも追加されている。ロビーには雪も降るようになった。また、コスメアイテムの入手に必要なコインは、部屋ごとの同時プレイヤー数の最大値をもとに算出され獲得できるように変更。より多く獲得できるようになったようだ。このほかクイックマッチでは、進行中のゲームに途中参加できるように仕様変更。ゲームプレイやアート面の改善なども実施したとのこと。

『Superliminal』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびNintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中。なお、協力プレイやバトルロイヤルを楽しめるマルチプレイモードについては、現時点ではPC版限定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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