『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の発売時期は一旦未定に。新映像が公開され開発状況が報告

スクウェア・エニックスは12月18日、現在開発中のアクションRPG『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』について、これまで2021年発売予定としていたが、発売延期すると発表した。

スクウェア・エニックスは12月18日、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のゲーム情報を届ける「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 GAME PROJECT 2021年 冬の特大号!!」を放送。このなかで、現在開発中のアクションRPG『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』について、これまで2021年発売予定としていたが、発売延期すると発表した。新たな発売時期は未定。


「ダイの大冒険」は、『ドラゴンクエスト』の世界観をもとに制作された漫画およびアニメ作品だ。主人公のダイが、魔法使いのポップや武闘家のマァムら仲間とともに冒険をおこなう。現在新たなアニメシリーズが放送されており、モバイル・アーケード向けの新作ゲームも展開中。そして、家庭用ゲーム機向けとして『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』が開発されている。仲間からの助けを得ながら、魔王軍と戦う内容になるという。

本作の発売延期についてプロデューサーの市村龍太郎氏は、昨年5月の発表時に披露した映像は、開発初期段階の素材を使ったものだったと振り返る。ファンからは大きな反響があったが、「もうちょっとグラフィック頑張ったら?」などといった声もあったそうで、開発陣一同と話をし、もっとクオリティを上げていかないと期待には応えられないのではないかと判断したという。

そこで、グラフィック面を中心に「結構な範囲で作り直していっている」とのこと。新たな発売時期を設定するのはまだ早いとして、「一旦発売日未定というステータスにさせていただく」と語った。

https://www.youtube.com/watch?v=H_4nVRN-5Bc

今回の放送では、本作のテストプレイ映像も公開された。まだ100%のクオリティではないものの、開発の進捗を伝えるために披露したとのこと。ここでは、ロモス城でクロコダインと戦うシーンを紹介。マップからクエストを選択し、パーティを編成して開始する流れになることがうかがえる。

バトルにてダイは、大地斬や海波斬、メラなどを駆使し、一方のクロコダインは真空の斧などの技を繰り出している。必殺技や魔法はクールダウン制となっているようだ。また、敵に攻撃をヒットさせるたびに、体力ゲージ下の赤いゲージが徐々に溜まっていき、ある段階まで溜まると右のアイコンが点滅。ダイの場合は、これでアバンストラッシュを発動でき、クロコダインを撃破している。

映像よりキャプチャした画像


市村氏によると、今回の映像でみられたダイやクロコダイン、背景は、以前披露したものから作り直しているそうだ。ワールドマップやエフェクトは仮の状態となっており、今後はモーションのブラッシュアップなどもおこなっていくとした。また、成長要素が特殊であったりと、いろんな要素を入れている作品だとも述べている。

『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の発売時期は未定。対応プラットフォームは“家庭用ゲーム機”としか発表されておらず、市村氏はこのあたりの情報も含め、然るべき段階で伝えていくとした。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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