學園アドベンチャーRPG『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』PS4版発表、2022年3月18日発売へ。PS2向け人気作をHDリマスター
アークシステムワークスは12月14日、アドベンチャーRPG『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』のPlayStation 4版を発表した。2022年3月18日に発売する。価格は6380円(税込)。
『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』は、2004年にPS2向けに発売された『九龍妖魔學園紀』のHDリマスター版だ。Nintendo Switch版が昨年先行して発売されており、今回PS4向けにもリリースされる運びとなった。オリジナル版は、「學園ジュヴナイル伝奇」と呼ばれるジャンルの生みの親である今井秋芳氏が手がけ、青春と神話・オカルトが融合した独自の世界観は、いまも根強い人気を誇る。
本作の世界には、超古代の文明が遺した人知を超えた物である“秘宝”を求める宝探し屋が、各国に多数存在。主人公の葉佩九龍(はばき・くろう)は、有望な宝探し屋が所属するハンターギルド「ロゼッタ協会」に所属したばかりの若きハンターだ。エジプトでの初仕事を終えたところ、「日本……東京にある私立天香學園(かみよしがくえん)に潜入し、校舎地下で発見された遺跡を探索せよ」という新たな指令が下され、彼は転校生として學園に潜入する。
本作は、高校生の宝探し屋(トレジャーハンター)を操作して學園生活を送るアドベンチャーパートと、古代遺跡を冒険するロールプレイングパートの2種類のパートで構成。仲間たちとの交流や、遺跡を護る生徒会との戦い、秘密結社の暗躍など、さまざまな思惑や多くの謎が渦巻く、全13章からなる物語を進めていく。
リマスター版である本作では、アドベンチャーパートのメインシナリオをフルボイス化(オプションにより、パートボイスと切り替え可能)。ファンから高い評価を得た「クリスマスイベント」などの名シーンもフルボイスで楽しめるという。一部声優が変更されているが、オリジナルキャストが再集結し新規収録しているとのこと。
本作のユニークなシステムとして「感情入力システム」が挙げられる。學園生活を送るなかでは、さまざまなキャラクターたちと会話し、好感度次第で特別なイベントが発生する。会話におけるプレイヤーの返答は、9種類の感情(愛・喜・燃・友・悲・憂・寒・怒・無視)から選択。相手のリアクションや好感度、イベント発生の条件など、さまざまなパラメーターに影響するとともに、別の会話に展開することもある。
そしてロールプレイングパートは、3Dマップで構成された古代遺跡内部を探索し、さまざまな謎やギミックを解いていくダンジョンRPGだ。グラフィックのHD化により、画面比率は16:9となっている。ダンジョン内では移動や攻撃ごとにAPを消費し、使い切るとターン交代というシステムを採用。敵の側面や背面、弱点部位を突くなどで大きなダメージを与えることができ、弱点部分の体力も設定されている。
『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』のPS4版は、2022年3月18日に発売予定。パッケージ版の予約受付は、本日12月14日から開始している。