スチームパンク戦略RPG『Circus Electrique』発表。ロンドンの街を救うため、サーカス団員が興行を続けながら戦う

パブリッシャーのSaber Interactiveは12月11日、『Circus Electrique』を発表した。『Circus Electrique』は、ヴィクトリア朝時代をイメージした架空のロンドンを舞台にする、スチームパンクの世界観をもつ戦略RPGだ。

パブリッシャーのSaber Interactiveは12月11日、Zen Studiosが手がける戦略RPG『Circus Electrique』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2022年配信予定。
 

 
『Circus Electrique』は、ヴィクトリア朝時代をイメージした架空のロンドンを舞台にする、スチームパンクの世界観をもつ戦略RPGだ。ロンドンでは、著名なサーカス団「Circus Electrique」の復活公演の初日を迎えていたが、街中の市民が凶悪な殺人鬼に変貌する謎の事態が発生。サーカス団のパフォーマーたちは、街を救うために戦うこととなる。

パフォーマーには、道化師や火吹きの達人、怪力男、脱出マジックの名人など、サーカスの王道ともいえる芸を得意とする計14人が登場。それぞれのパフォーマンスに関連したスキルや戦術オプションをもっている。たとえば曲芸師Linは、空中ブランコによって敵全体にダメージを与えるスキルがあり、道化師のAmadeusは、トランペットを吹いて仲間の攻撃命中率を引き上げることが可能。どのパフォーマーを組み合わせてパーティを構成するかは、バトルにおいて重要な要素となりそうだ。
 

 

 
本作では、ロンドンにある6つの地区を転々としながら物語を進めていく。街が大きな混乱に陥っている状況ではあるが、そんななかでもサーカス団の興行は決行。世界中から集まってくる才能あるパフォーマーを採用し、訓練しながら、復活したCircus Electriqueにかつての輝きを取り戻すのだ。また、興行はお金を稼ぐためという側面もあり、アップグレード要素などに必要となる。

ショーのゲームシステムの詳細は不明だが、映像やスクリーンショットからは、メインや前座、サポートのパフォーマーをカードを切るように選択することがうかがえる。そして、使用アイテムを選ぶなどの事前準備を経てスタートさせるようだ。いかにもスチームパンクな装置のゲージが増減しており、これを確認しながら選択するのかもしれない。

サーカスのパフォーマンスにおいても、パフォーマーのスキルや、お互いの相性などが重要になるという。また、本作にはDevotionと呼ばれる士気に関係するシステムが用意されており、これもまた影響を及ぼす。ショーの成功は経済的な成功にも結びつき、ひいてはその後のバトルにも有利にはたらくということだろう。なおDevotionは、バトルにおけるパフォーマーのアクションにも関係するステータスだそうだ。
 

 
本作を手がけるZen Studiosは、ピンボールゲーム『PinballFX』シリーズなどで知られるデベロッパーだ。昨年、Saber InteractiveやTHQ Nordicなどを傘下にもつEmbracer Groupに買収されており、本作は新たな体制にて発表された最初の作品となった。

『Circus Electrique』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2022年配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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