ファンタジー王国運営シム『Noble Fates』発表。プレイヤーの判断を記憶する住民たちを、神として導き国を発展させる

デベロッパーのXobermonは12月1日、王国運営シミュレーションゲーム『Noble Fates』を発表した。『Noble Fates』は、ファンタジー世界を舞台にする王国運営シミュレーションゲームだ。

デベロッパーのXobermonは12月1日、王国運営シミュレーションゲーム『Noble Fates』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、12月15日より早期アクセス配信を開始する。
 

 
『Noble Fates』は、ファンタジー世界を舞台にする王国運営シミュレーションゲームだ。この世界では、さまざまな勢力が互いに争いを繰り広げており、神々の介入によって調和が保たれている。本作にてプレイヤーは、新米の神としてある勢力を担当。末長く栄える王国を築くよう、天空から人類を導いていく。

本作では、まず小さな村から始め、そこから徐々に発展させていくことになる。人類に対しては、建物の建築や武器・道具のクラフト、農業や鉱石の採掘、あるいは狩りをおこなったりなどを指示可能。国としての環境を充実させていくことになる。また貴族階級の人物が存在し、何らかの条件によりその階級を上げていくことも求められるという。

なお、プレイヤーは神の視点で指示を送るだけでなく、現場の人間に乗り移ってプレイすることも可能。作り上げた王国をその身で体験することができるのだ。また、狩りをしたり襲撃者と戦ったり、あるいは商人と取引をしたりといったことも、そのキャラクターで直接おこなうことができる。
 

 

 
周囲にはほかの国や、脅威となる勢力も存在し、それらとも付き合っていかなくてはならない。襲撃者と戦うこともあり、倒した敵からはアイテムを入手可能。また捕虜を投獄したり、奴隷として働かせたりといった要素もあるそうだ。

この世界にはモンスターも生息しており、群れをなして襲ってくることがあるようだ。これはイベントの一種であり、勝利すれば報酬を獲得できる。対抗するには魔法使いの力が必要になるそうで、それまでに上手く育てて準備しておくことが求められるのだろう。

敵対するだけではなく、隣国と親交を結び交易する要素も用意されている。交易を通じては、住民のスキルを引き上げる魔法のアイテムを入手できることがあるとのこと。また、訪問してきた貴族を説き伏せて、主君を裏切らせるようなプレイもできるという。
 

 

 
住民たちはそれぞれ自らの考えをもって行動しており、プレイヤーの判断を記憶するという。本作では、折に触れ難しい判断を迫られる。たとえば、誰かを生かすのか殺すのか、罪に問うのか赦すのか、あるいは栄誉を与えるのか否かなど。住民はそうした判断の結果を記憶にとどめ、のちの行動に影響し、それが周囲の人間にも作用していくそうだ。

また、人々はやがて死ぬ運命にある。これは国王も例外ではなく、王位の継承は重要なイベントとなるようだ。どのような人物が新たな王になるのかによって、それまでの経験により住民たちの反応は変化する。また、王が不在の時期が続くと、それまでくすぶっていた不正などの問題が浮上していくこともあるという。
 

 
本作を手がけるXobermonは、『ARK: Survival Evolved』や『State of Decay』といったサバイバルゲームに携わったベテラン開発者が設立したスタジオだ。本作では、ポップなビジュアルを採用しながら、野心的なゲームプレイの実現を目指しているようである。

早期アクセス配信開始時点では、まず建築やクラフト要素は実装された状態にあり、50種類以上の建物や同じく50種類以上のクラフトアイテムを用意。ゲームプレイを通じてアンロックしていくことになる。また、農業や狩り(あるいは食人)によって食料を得たり、住民に乗り移ってのゲームプレイもサポートされるとのこと。先述したモンスター襲来イベントも発生する。Modには後日対応予定だそうだ。

『Noble Fates』は、PC(Steam)向けに12月15日より早期アクセス配信予定。正式リリースまでは、18か月ほどかかる見込みだとしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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