オープンワールドスリラー『Aftermath』発表。異世界と化した都市でサバイバルとクラフトし、娘を探し出す
META Publishingは12月2日、オープンワールドスリラー『Aftermath』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。リリース時期は今のところ明かされていない。なおSteamのストアページによれば、本作は日本語表示に対応するようだ。
『Aftermath』は、ストーリー主導のオープンワールドスリラーゲームだ。主人公のCharlie Grayは、優秀なエンジニア。彼女はヨーロッパの宇宙飛行士として活躍していたが、あるとき地球への再突入に失敗し、恐ろしい出来事に直面する。気づけば荒廃した世界にいた彼女は、娘であるSammyを探すため、困難な道のりに挑むこととなる。
トレイラーを観るに、Charlieは地球の都市によく似た場所に迷い込んだようだ。しかし、街中にはところどころ異変が。ビルが真っ二つにされたかのように断絶していたり、赤熱する亀裂が道路に走っていたりと、異世界のような様相をなしている。こうした世界で、Charlieは周囲を分析し、都市にあるさまざまなものを活用して生き延びるのだ。一見ありふれた日用品であっても、価値のあるツールへ変えることができるという。
本作では、サバイバル要素が存在する。Charlieは適切な食べ物を摂りながら、精神衛生を保ち、スタミナを維持する必要がある。コンディションを保つための資源を探す要素も用意されているのだろう。さらに本作ではクラフト要素も存在。シンプルなシステムではなく、Charlieのエンジニア思考と科学的なアプローチを活用した、新しい試みとなるようだ。周囲の環境を観察することで設計図を生み出し、必要なパーツを集めてクラフトができるという。
街は未知なる存在に支配されており、本作には戦闘要素もあるようだ。ストアページの説明によれば、Charlieは目に見えない敵に追われている。一見無敵に見えるこうした「ハンター」をうまく出し抜き、さまざまな武器を活用して戦う必要があるという。さらに、都市にはほかの勢力が隠れている可能性も示唆されている。トレイラーではガスマスクをつけた人型の異形が映っており、Charlieが直面するさまざまな危険をうかがわせる。
『Aftermath』のシュルレアリスティックな世界観は、イタリアのビジュアルアーティストAlessandro Bavari氏が手がけている。同氏は、リドリー・スコット監督が手がけた映画「エイリアン: コヴェナント」などに携わった実績をもつ人物だ。見慣れた都市のようでありながら超現実な、独特の世界観に期待したいところだ。
本作ではストーリーにも力が入れられているようだ。想像を絶する出来事に直面したとき、人間はどうするのか。団結するのかバラバラになるのか、過去が自分たちを形成しているのか、それとも可能性に目を向けることで力を得るのか、といった哲学・心理的な問題が掘り下げられるとのことだ。
『Aftermath』はPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。リリース時期は今のところ明かされていないようだ。