『天穂のサクナヒメ』大型アプデ配信開始。「花咲かサクナ」リメイクのほか、新規料理が大幅追加などゲームにさらなる奥行き

マーベラスとXSEED Gamesは12月2日、『天穂のサクナヒメ』大型アップデートの配信を開始した。コンテンツの刷新や追加のほか、不具合の修正もはかられており、大きめのアップデートになっているようだ。

マーベラスとXSEED Gamesは12月2日、『天穂のサクナヒメ』大型アップデートの配信を開始した。コンテンツの刷新や追加のほか、不具合の修正もはかられており、大きめのアップデートになっているようだ。


目玉となるのは、「花咲かサクナ」のリメイクになるだろう。「花咲かサクナ」は、『天穂のサクナヒメ』本編で遊べるミニゲームだ。 貴重な資源を生む“創生樹”を守るべく、樹にたかるアブラムシくんを倒していくミニゲーム。いわゆるタワーディフェンス形式となっており、中央に向かって樹に寄ってきたり樹を攻撃してきたりするアブラムシくんをウェーブ形式で狩っていく。サクナのダイナミックなアクションを使い、敵を倒し続けるのだ。ストーリー上でも創生樹守りをすることになり、一度プレイすればその後は任意に挑める。やりこみ具合に応じた報酬も用意されている。

「花咲かサクナ対メタルアブラムシくん」では、そんな「花咲かサクナ」がパワーアップして帰ってくる。新要素としては、ゲーム自体のテンポが高速化するほか、さまざまな調整もおこなわれるとのこと。またアブラムシくんの新種として、メタルアブラムシくんが登場。いくつか種類があるようで、ジャイアントアブラムシくんは、敵を当てるとその敵が跳ね返る。レインボーアブラムシくんは、吹き飛ばすと飛ばした先で派手に爆発する。エンジェルアブラムシくんは、倒すとフィーバータイムに突入。得点倍率が上がり続け、敵の誘爆が起こりやすくなる。


リニューアルに合わせて、報酬もボリュームアップ。さまざまな新規枝魂が用意される。「命上昇+」「技上昇・雫」「力上昇+」「体力上昇+」「神気上昇+」「運気上昇+」「食力上昇」といった基本枝魂のほか、飛び道具がダメージ減少する「防弾」や羽衣技の技消費が減少する「羽衣節約」、異世送りの効果をランダム化する「異世送り・乱」、敵が強化される「百鬼夜行」などの枝魂が追加された。これまで以上に奥深く、やりこみがいのある「花咲かサクナ」が楽しめるだろう。

そのほか、今回のアップデートでは、料理の種類が大幅追加される。利用機会が少ないと見られる食材を、もっと活用してほしいという意図があるようだ。戻増水やけんちん汁、串焼きなど、これまでありそうでなかった料理が19種類追加される。夕餉のローテーションに幅がもたらされそうである。以下は、開発元のえーでるわいす公式サイトに掲載されている料理リスト:

・戻増水(もどしぞうすい)  干飯を使った増水
・けんちん汁 炒めた野菜と肉の汁物
・摘入汁(つみれじる) 肉や魚介類で作った摘入の汁物
・濃醤(こくしょう) 鯉や泥鰌など滋養の多い魚の味噌煮
・松茸の一本焼き 希少な松茸を丸々一本焼いたもの
・酢和(すあえ) 塩もみした野菜を酢で和えたもの
・胡麻酢和(ごまずあえ) 塩もみした野菜を胡麻と酢で和えたもの
・酢味噌和(すみそあえ) 茹でた野菜を酢味噌で和えたもの
・串焼き 新たに銀杏、蜂の子、蝗を連ねて串焼きにしました
・醤油漬け 魚介類を昆布醤油でつけたもの
・煮込み田楽 沢山の具材を味噌と出汁でじっくりと煮こんだもの
・時雨煮(しぐれに) 素材を甘辛く煮詰めた飯の友
・煮っころがし 芋や馬鈴薯を甘辛い出汁で煮詰めたもの
・山葵焼(わさびやき) 肉に山葵をたっぷり乗せて焼いたもの
・白和(しらあえ) 素材に、磨り潰した豆腐を出汁で練ったものを和えたもの
・芋がらの煮付け 芋がらを根菜や油揚げと共に煮たもの。
・常夜鍋(じょうやなべ) 具材が少ない素朴な鍋。
・ドジョウの小鍋立て 泥鰌と根菜を甘辛くにた鍋。
・ニシンの麹漬け 鰊と根菜を麹で発酵させたもの。


ゲーム内容の調整としては、天候による強化効果が屋内限定だったのがどこでも効くようになり、真価である全力全開にいくつかの修正がかけられている。詳細については、前出のえーでるわいす公式サイトや、マーベラス公式サイトのパッチノートを参照してほしい。

『天穂のサクナヒメ』大型アップデートは、PC(Steam)/PS4/Nintendo Switch向けに配信中。また12月9日にはPS4/Nintendo Switch向けに税別2980円のパッケージ廉価版が発売される予定だ。




※ The English version of this article is available here

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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