『Halo Infinite』マルチプレイモードのバトルパスの仕様に不満の声寄せられる。開発元は最優先での対応を約束

マイクロソフトの『Halo Infinite』のマルチプレイモードにて、バトルパスの仕様についてプレイヤーから不満の声が多く聞かれる。そうしたフィードバックを受けて、開発元343 Industriesはこの問題に最優先で取り組む考えのようだ。

マイクロソフトの『Halo Infinite』のマルチプレイモードについて、現在PC/Xbox Series X|S/Xbox Oneにてベータテストが実施されている。基本プレイ無料にて楽しめる同モードに関しては、ゲームプレイそのものについては好評だが、バトルパスの仕様についてプレイヤーから不満の声が多く聞かれる。そうしたフィードバックを受けて、開発元343 Industriesはこの問題に最優先で取り組む考えのようだ。


『Halo Infinite』は、FPS『Halo』シリーズの最新作。本作ではシリーズで初めて、マルチプレイモードを基本プレイ無料ゲームとし、キャンペーンモードとは切り離してリリースされる。そして12月8日のローンチに先立ち、11月16日よりオープンベータテストが実施中だ。ベータテストではあるがシーズン1が正式に開始しており、有料・無料のバトルパスも利用可能となっている。

本作のバトルパスは、ゲームプレイを通じて獲得したXP(経験値)によって進行し、コスメアイテムなどをアンロックしていくことができる。ただ、ゲーム中に特定の条件を満たすチャレンジを通じてしかXPを獲得できず、その条件内容などから、バトルパスがなかなか進行しないと不満の声がベータテスト開始当初から上がることに。そこで343 Industriesは11月18日に、バトルパス関連の最初の調整を実施した。

調整内容としては、まず「いずれかのマッチを1回プレイする」という条件のデイリーチャレンジを追加。試合をプレイするだけで、毎日XPを獲得できる機会を設けた。また、ウィークリーチャレンジをより早く完遂できるようにするための調整や、XP2倍ブーストの持続時間の倍増もおこなっている。そして状況を注視しながら、今後もシステムの改善を図っていくとしていた。


上述した調整そのものはコミュニティからおおむね歓迎されたものの、開発元には改善を要望する意見がまだまだ寄せられている状況だ。たとえば、チーム戦であるにもかかわらず、ウィークリーチャレンジ達成を優先した個人プレイに走るプレイヤーが続出している状況に、苦言を呈する人がみられる。

本作のデザインチームを統括するJerry Hook氏も、自ら本作をプレイしていて「バトルパスの進行について、皆が苦痛に感じていることは理解できる」とコメント。来週から仕事に復帰し、この問題についてチームとともに最優先で取り組むと約束した。なお本作の開発チームは、長い開発期間を経て束の間の休暇を過ごしているところだそうだ。

本作はまだベータテスト段階であるため、バトルパス関連を含め、フィードバックをもとにローンチに向けて改善が重ねられていくことだろう。また本作のPC版においては、早くもチーターの出現が報告されている。エイムボットやウォールハックなどを導入できるツールが出回っているようだ。これを受けて、Xbox版ユーザーからはクロスプレイを無効にするオプションを求める声が聞かれる。開発元343 Industriesは、こうした問題にも向き合うこととなる。

*イベント「フラクチャー:テンライ」が12月1日午前3時まで実施中。シーズン1期間中に計6回開催され、イベントパスは引き継ぎ可能だ。

『Halo Infinite』のマルチプレイモードのベータ版は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、基本プレイ無料にて配信中。そして12月8日に、正式リリースおよびキャンペーンモードの発売が予定されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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