『FF15』の前日譚CG映像作品「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV 4K HDR REMASTER BOX」2022年2月9日に発売へ。4Kリマスター化

スクウェア・エニックスは11月29日、フルCG映像作品「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV 4K HDR REMASTER BOX」を、2022年2月9日に発売すると発表した。

スクウェア・エニックスは11月29日、フルCG映像作品「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV 4K HDR REMASTER BOX」を、2022年2月9日に発売すると発表した。価格は1万3200円(税込)。


「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV 4K HDR REMASTER BOX」は、『ファイナルファンタジー15』の前日譚となる長編のフルCG映像作品だ。神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシスと、クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国のあいだで長きに渡る戦いが繰り広げられているなか、ルシス国王レギスの視点にて、息子である王子ノクティスとの父子の絆が描かれる。ノクティスの視点で描かれたゲーム版での内容に、より深みを与える作品となっている。『ファイナルファンタジー15』はもともと製品版の3倍のボリュームがあったが、製品版では容量の都合上前半部分が削られ、それが「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」になったことも、ノクティス役の声優・鈴木達央氏が過去に明かしていた。


もともと『ファイナルファンタジー15』と同じく2016年に発売および劇場公開されていた本作であるが、同作の5周年を記念してリマスターされるはこびとなった。まず、4K(3840×2160)へのアップグレードがおこなわれ、キャラクターの人間らしい繊細な表情や動きがより鮮明に。セリフでは表現しきれない微妙な心理描写のリアルさがさらに実感できるようになったとのことで、王であり父親でもあるレギスの、公私の葛藤をにじませる表情は必見だそうだ。

また、ハイダイナミックレンジ(HDR)による高輝度・広色域で、より自然界に近い明るさと色表現を実現。画像表現のための色の情報量が大幅に増えたことで、濃淡や精密さも隅々まで明瞭になり、たとえば王の剣のワープアクションのエフェクトや、魔法表現がより鮮やかになっているという。


このほか、サウンド面ではDolby Atomosで全編再ミックスがおこなわれる。Dolby Atomosは、空間に音を配置するオブジェクトベースの技術であり、上下左右さまざまな角度から音を感じ取れる表現が可能。おなじみのモンスターが数多く登場するバトルシーンはより大迫力になり、息を呑む壮大なアクションを含め、全編とおして抜群の臨場感で楽しめるそうだ。

商品内容としては、本作の本編が収録された4K ULTRA HD Blu-rayとBlu-ray Discの2枚組となる。ディレクターをはじめとする制作陣による、公開から5年経った今だからこそ語ることのできるエピソードを交えたオーディオコメンタリーが新収録される。また、当時の脚本をもとに再構成した「SCENARIO BOOK」や、イラスト・CGアート・厳選したシーンのメイキングを追加した「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV File Fragments」、本作のために特別に描き下ろされた「アートカード」も同梱。これらが豪華BOXに収納される。


上述したアートカードは、「もしも、誰も失われずに戦いが平和に終わり、ニックスたちの故郷がラードでみんなが再開できたら…」というテーマにて描かれているという。本編では決して見ることのできない夢のようなシーンとなっており、キャラクターの表情から装飾品、窓の外の風景まで必見とのことだ。

「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV 4K HDR REMASTER BOX」は、2022年2月9日に発売予定だ。早期購入特典として、スクウェア・エニックスe-STOREではディレクターを務めた野末武志氏による新デザインの「モルボル君クリアカード」が、Amazonでは「ビジュアルシート(5枚セット)」がプレゼントされる。なお本作は、ほかの各店舗でも購入可能である。

*2016年公開のオリジナル版の映像。

このほか、本作の発売を記念した「WEBくじ」が、12月6日から2022年2月9日までの期間限定で販売される。また、『ファイナルファンタジー15』のオリジナルサウンドトラックから人気曲を選曲したプレイリストが、Spotify・Apple Music・AWA・LINE MUSICといったストリーミングサービスにて公開中だ。詳しくは公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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